盗作、二次創作について

【きっかけ】
　先日、とある有名作者様の作品がすべて盗作だったことが判明しました。冗談抜きでそれを広めるきっかけとなったのは私です。ええ、はい、そうですよ。

　発端は大型小説投稿サイト小説家になろうの書籍化された作品の二次創作が、あるじゃないか。という話からです。小説家になろうではオリジナル作品を多く扱っており、著作権はすべて小説家になろうでそれを執筆している方にあります。なのでそれが執筆者や本部にばれた場合大変まずいことになるのではないかと推測した私は現状を把握しようと、私は小説家になろうのタグで検索をかけていたんですよ。そしたら、偶然目に止まったんです。このサイトにに小説家になろうの盗作の作品があると、訴えてる方の作品が。

　最初見たときは、注意だけで済まそうと思ったんです。けれど、私はその後とあることに気づきました。違反者に共通すること……それは、同じ過ちを繰り返すということ。よくあることです。フラグをたてなくてはならない内容なのに、注意されても同じことを繰り返す。もしかしたら……と、思って私は盗作疑惑が出た作者様の作品を全てネットで調べました。といっても、調べてヒットした作品が全部同じ作者様が書いたものなら同一人物の可能性があるんで、まだそこまでいえませんでしたが、まさかの作者様全員違うの全件ヒットですよ。しかも、すべて小説家になろうの人気作品の一部でした。

　呆れましたよ。これじゃあ、注意だけじゃすまない。けれどその盗作した作者様のコメント欄はすべて閉じられていました。仕方なく、違反報告するも運営は多分これだけじゃ動いてくれないと考えた私はのそのそとアンチ板に出向きすべてを晒しました。これが、ここまで騒動になったきっかけです。ついでに小説家になろうの本部と占いツクールの本部のほうにもお問い合わせメールを送りました。

　アンチ板の皆様はことの重要性にすばやく気づき、ボードのほうで注意してくれました。しかし、消そうとしないんです。作品を。

　案の定……と、私は思いました。原作者様に起訴される可能性もあるんだということを知らないのだ、と。


【本題】
　このサイトでは結構二次創作や盗作。よく見かけます。

　しかし、皆さん盗作はあまりないだろ？　って思いますよね。いや、それが結構ボロボロ落ちてるんですよ。

　たとえば、裏切り、復讐、嫌われ。ここら辺、占いツクールの作品のおおまかな流れが似てるもの多いと思いませんか？　実はこれ話の流れが大まかに似てしまうと盗作に値するんです。
　は？　何言ってんの？　馬鹿じゃねーの？　と、思うかもしれません。けど、事実なんですよ。

　皆様は恋空という2006/10に発行された携帯小説をご存知でしょうか。この作品は魔法のiらんどで一躍人気を集め、書籍化、実写映画化された作品です。携帯小説の中では特に有名な作品だと思います。実は、この恋空、盗作疑惑が出ていたんです。
　皆さんはさよならの向こう側という作品をご存知でしょか。これは、2006/7/7に発行された……恋空の作者が盗作したと思われる作品です。発端は2007年12月20日号の「週間文春」に盗作疑惑が掲載されたことからはじまります。
　盗作したと考えられる部分はこれ、大まかな作品の流れなんです。あらすじが激似なんですよね。しかも発行されたのはさよならの向こう側のほうが早い……恋空の作者はこの作品の内容が自分が体験した……つまりノンフィクションだといっているんですが、にしては話の内容が似ていました。普通、かぶらないと思うところまで。
　文はまったく違ったんですが、このせいで恋空のレビューは右肩下がりです。

　ここまで言えば、分かりますよね。占いツクールの上位を占める作品は、話がおおまかにすると似てる作品が多く、その中でも裏切り、嫌われ、復讐は話をおおまかに並べると似てしまっているものが多くあります。つい最近まで、占いツクールでは上記の３つが著作権侵害などのことでもめていましたが多くの作品はそれだけの話だけではなかったんです。

　まあ、証拠としては有名なのはカッターキャーですかね。
○カッターキャーのおおまかな流れ
まず夢主とキャラたちが仲良くやってます→悪女が登場します→やたらとキャラたちと仲がいい夢主を恨み、夢主を個室に呼びます→自分で手首を切って夢主ちゃんがやったと悪女は訴えます→キャラたちはそれを信じ、夢主を差別するようになります→でも１人か２人くらい味方ついて、そのこたちのおかげで誤解が晴れる！（または晴れずに死ネタ）
ですね。一時期よく見かけたでしょう。これも、おそらく考えた人がすごく人気になったから、私も書けば人気になるかも！　ってパクッてパクッた結果でしょう。結果的に盗作なんですけどね。

　では、盗作した場合……最悪どうなるか見てみましょう。ついでに盗作は著作権侵害にあたり、これは無断で二次創作を行う場合も含まれます。
「著作権を有する人(作者)が相手をが告訴した際には、5年以下の懲役または500万円以下の罰金、もしくは懲役と罰金の両方を課せられる場合もあります」

聞きますけど、自分で払えますか？　こんなお金。あなたが大人なら払えるでしょう。でも、ここを利用してるのは大多数が、小学生、中学生。
　それでは学生の皆さんに聞きます。今、貴方が暮らしていられるのは誰がお金を払ってくれてるからでしょう、貴方がお小遣いをもらえるのは誰がお金をくれるからでしょう、こうしてネットを開いているのは誰が電気代を払ってくれてるからでしょう。お金はただですか？　放っておけば勝手にお金は自分の元へ入ってきますか？　違いますよね、ご両親がこうして働いてお金を稼いで暮れてるからですよね。もし訴えられた場合、貴方は自分でお金を払えますか？　それを払うのは本当にあなたですか？

　二次創作をしている人、私は決してやめろとは言いません。ただ、この可能性も０ではないということを視野に入れといてください。自分は大丈夫、他にもやってる人たくさんいるから、そうではないんです。可能性が低くても訴えられる確立は０ではないんです。それをしっかりと考えて、書いていってください。


　以上！　くらげでした！　ちかれたよ、お母さん！　ここまで見てくださった方ありがとうございます。
　誤字脱字等、ありましたらコメント欄で指摘お願いします。

　一部、文を直しました。