つくし、話がある。

私の朝は、日の出と一緒。

眠い目を擦りながら、朝ご飯をつくる。

今日も、塩、ｺｼｮｳ(3kg)で焼いて醤油(5L)を掛けた特製目玉焼きを白いお皿にのせて、貴方を起こすの。

起きた貴方は寝癖がぴょんと跳ねていて、ちょっと笑っちゃった。

そしてテーブルについて、特製目玉焼きを「美味しいね」って言って、笑いながら食べて。

そしてピンとしたスーツを着て、貴方を見送る。

……はずなのに。

「……話がある」

特製目玉焼きの乗ったお皿を置いて、貴方は真剣な目をした。

私は「何？」と、何時もとは違う貴方の顔に驚きながら返す。

「俺たち……もう、駄目だと思う。……別れよう」

その言葉は、グサリと突き刺すものでは無かった。

これまでの楽しい思い出が、ゆっくりポロポロと崩れ落ちるような悲しみだった＿＿＿＿＿＿＿＿。

「……荷物は、纏めたんだ。出ていくよ」

「いやっ……行かないでっ……！」

「……さようなら」

「行かないでぇっ……！









アンチさんっ！！！！！！！」

「じゃあな……









つくし」

つくし「ア、ンヂ、ざんっ……ああ"ぁ"っ……」

彼女＿＿＿つくしの愛したアンチは、もうこの世界(占ツク)に呆れたのかもしれない。

世界各国への、戻らない旅(他サイトに移動)に出たのだ。

つくしは改めて気づいた……。

喧嘩(違反vs注意)することもあった。けれど、それがあったからこそ、
己は安定を保てた(違反を止めた･捕まらずに済んだ)のだと。

つくしはただただ泣いていた。

窓からさしこむ日差しは、暖かく彼女を照らす。

涙を指でそっと拭うと、つくしは立ち上がった。

「……」









「ひゃっふぅいいいいいいいいいいいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
やっと自由(違反し放題)だしwwwwwwwwwwwwwwww我慢した甲斐があったわwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「……つくし」

「あ、アンチ……？どうして………」

「俺、忘れ物取りに(作品)来たんだけど……幻滅した」

「」

糸冬