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僕は“松野一松”、


松野家の四男だ。


最近、すごくイライラする…。


原因は松野家の次男、


“松野カラ松”。


彼は大事な兄弟、


心の中ではわかっている。


だけど…素直に«好き»と言えない。


そうしてどんどん時がたち……


もう成人もしてしまった。


だから決めたんだ、今日こそ……


_あいつに«好き»ってことを伝えようって……。
今日は、カラ松と二人きり。


他のやつらはパチンコにバイトに野球に就活……

気をきかしてくれてないと言うと嘘になる。

こんなチャンスは滅多にないだろう。


…………頑張ろう。


『ねぇ、クソ松………』


「ん?どうしたんだ???」


『…猫、撫でてみない?』


「えっ、いいのかっ!?一松の大事な猫を?!」


『別に構わないけど………嫌?』


「嫌なわけない、撫でさせてもらうぞっ!」


そういって猫に手を伸ばすカラ松。

やっぱり動物にも好かれるタイプらしい。

猫が自然とよっていった。


「うわぁ…モフモフだっ!かわいい!!」


…もはや、あなたは誰ですか?←

いつものイタさの欠片もないですね。

カラ松は目を輝かせている。

そのうち僕が見ていたのに気づくとこちらを見てフニャッと笑った。


『…………。』


「猫ってかわいいもんだなっ。飼いたい…」


『…わかるんだ?かわいさ……』


「それは勿論だっ!だって………」


そういうとカラ松は猫から僕に視線を移して、


「一松と俺は兄弟だからなっ!」


と声をあげた。

あぁ…こんな素直になれたらな………

羨ましい、カラ松のすべてが。

優しいところも素直なところも、イタいところも…すべて。

そう伝えたいんだけど……

どう切り出したらいいかが……分かんない。


『そっ…………』


「あっ、一松!お礼といっちゃなんだが……鏡、見るか?」


『は?クソ松の??ごめんだね。』


ンゴルラアアアアアア!!!ナニイッテンダオレ!!←

…読んでた人、今のは忘れて……?

ってか、素直になろうと決めて今日を迎えたのに……

あーあ、カラ松が今にも泣きそう…。

ヘヘッ、すっげーゾクゾクする((


「ご、ご、ごめんなっ!!!」


そういってカラ松はシュンッとなる。

分かりやすいやつだなぁ………


『まぁ…今のは言い過ぎたかも。』


僕は遠回しに謝ってみた…が、コイツに遠回しは通用しない。

だってコイツ………


『えっ?!ごめんってばああ!!謝るからああ!!』


『クソ松、一回消えろ。』


天然だし、バカだし、クズだし、クソだし………

ってかカラ松のキャラ崩壊させんなよ…作者。←((ごめんっ!


僕はもうカラ松に素直になれないのかなぁ…と、諦めかけていた。

その時……………………


<あーあ、本当は好きなのに。>


「?!」『?!』


僕でもカラ松でもない誰かが話した。

…は?ここには僕とカラ松と猫……

………猫。…猫?猫っ!?!?


「い、い、今のはコイツが…?!」


カラ松は目を真ん丸にしている。

…おい、サングラスを自分で落として割ったな。←


そんな心の中はほったらかしに猫は言い続ける。


<いつも素直なれない。>


<ごめんね、カラ松。>


「……………」


<僕、本当は…………>


『言うなっ!!!』


知らない間に僕は叫んでいた。

なんか嫌だ、この猫に全部言われるのは。

«それなら僕が言いたいっ!!»

そう思えたから………。

僕はカラ松の袖をグイッと引っ張った。

そして……とうとう伝えた。


『ねぇ、カラ松兄さん…

いい加減気づいてよっ、

素直じゃない僕が悪いんだけどさ。』


そう言いながら、涙が出てきそう。

カラ松はジッと僕を見てきいててくれていた。


『僕、僕はっ……

カラ松兄さんのことも好きだよっ!!

他のやつと同じくらいっ。

だからっ……だからっ………………

嫌わないでっ!!』


言いたいことがたくさんありすぎて、

うまくまとめられなかった。

けど、カラ松はギュッと僕を抱き締めてきた。


「一松はやっぱりかわいいな…」


カラ松の声は嬉しそうな声だった。

今まできいたことがないくらい……


「一松、お前はさ……

俺がお前を嫌うと思えるか?クスッ

こんなに愛してるのに……」


そういうと抱き締める力が強くなる。

カラ松の香りがほんのりした。

「これからも兄として、

お前の成長を見届けるつもりだ。

きっとお前なら何でもできるっ!

俺は、信じてるぜ…☆」


『プッ…やっぱりイタい………。』


二人の笑い声が部屋を包み込んだ。





そのあとのことは覚えてはいない。

でもあの頃と変わらない生活を送っている。

でも、どうしてあのとき“エスパーニャンコ”は話したんだろう。

十四松によると、とっくに薬は切れてるはず………

でも…今は……………


「一松、いくぞっ!!」


『…………うん。』


待っていてくれる人がいる。

だからいいんだ。

素直な気持ちも伝えられたしね。



__そういってカラ松の手をギュッと握った。






作者「……?自分でも何書いてたかわかんない…。キャラ崩壊してしまいすみませんでしたっ!!」

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明日香(プロフ) - ありがとうございます//////色松万歳 (2017年4月13日 11時) (レス) id: 7283609e48 (このIDを非表示/違反報告)
*全松ガール* - 暇人さん» ありがとです^^あらぁ……腐っぽくなっちゃってましたかね?汗 兄弟の愛で書いたのですが…まぁいっかw (2017年3月27日 0時) (レス) id: a07a2f44e1 (このIDを非表示/違反報告)
暇人 - 腐女子的にすごくおいしかったです!コンビだったらやっぱり色松が一番ですね。 (2017年1月5日 13時) (レス) id: bcfca30a22 (このIDを非表示/違反報告)
*全松ガール* - 紅朱兎さん» ありがとうございますっ!色松好きなのでっ…/// (2016年7月9日 22時) (レス) id: 14291d622d (このIDを非表示/違反報告)
紅朱兎 - 面白かったです! (2016年7月2日 15時) (携帯から) (レス) id: 5da2eea4cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*全松ガール* | 作成日時:2016年6月6日 23時

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