ユグドラシルハーツ職員へのカウンセリング【3940】で作成

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【募集企画】ウロボロスの片鱗よ

どうも、鮭鍋eVentです。
お借りしました〜

“ご機嫌よう、職員様。本日はカウンセリングにうかがいました”

「おっ、アズガルドさんか。仕事に区切りが出来ところだ。丁度いい」

“カウンセリングとは言いましても、私の質問に回答していただくだけで結構です。もちろん無回答でも問題ございませんが”

「ふぅん……なるほど、分かった」

“職員様の回答がどのようなものであれ、私はカウンセリングを遂行いたします”

「ちょっと強引じゃないかとは思うが私はそういうの好きだぞ」

“それでは、これよりカウンセリングを開始いたします”

「あぁ、宜しく頼む」

“職員様がユグドラシルハーツへ加入しようと考えた理由を教えてください”

「最初からんなこと聞くか？……まぁ……うーん…こうするしかなかったからだろうか。どうにも出来なかったから、残った道がこれだけだったから」

“職員様がユグドラシルハーツへ加入した際の第一印象を教えてください”

「最初は心躍らせていたな。あ、いや…そこまでかな…でも少し怖い感じは感じていた」

“職員様が現在のユグドラシルハーツに抱いている印象を教えてください。業務体制、方針、どのようなものに対するものでも構いません”

「印象はエンティティがいなければ楽しい職場。あの、業務体制は忙しいのを何とかしてほしい。ブラックな所の職員を見ると怖くなる。方針…いやまぁ、私みたいなのがどうこう言うのはあんまりと思う」

“職員様が現在所属している部署について何か不満はございませんか？”

「あんまり無いかな。とりあえず死にたいとか言ってるやつの口を塞いでやってくれないか、私の気が滅入りそうになるんだ」

“職員様が現在困っている事があるかを教えてください。ある場合それがどのようなものなのか説明してください”

「困っていることと言ったらそりゃ、エンティティが強すぎることくらいだろ。場所は…んーと…覚えてないな…チーフとして不甲斐ないのを許してくれぇ…」

“エンティティに対する心象を教えてください”

「怖すぎる。誰かさんはかわいそうだかなんだか言うが私は怖いんだ……あんなのを相手するんだぞ?でもやるしかないからな…」

“気になるエンティティなどがございましたら教えてください”

「特にないな。脱出したり攻撃的じゃないやつなら何でもいい」

“他の職員様に対する心象を教えてください。全体に対するものでも特定の個人へのものでも構いません”

「皆仕事頑張れとしか…まぁ…いいくらいに皆荒れてるんじゃないだろうか」

“職員様の性的嗜好を話せる範囲で教えてください”

「そんなのも聞いてくるのか……いや、やはりでかいのが一番だろ」

“不快に思われましたら申し訳ございません、職員様。しかしこれも必要な事ですので、どうかご容赦を”

「あっ…もしかして今の真面目に答えないほうが良かったやつか…?」

“職員様の好きなものを教えてください。物質的なものでも概念的なものでも構いません”

「やっぱり酒だろ?んーと、職員の皆も好きだな。飴などの甘いものも好きだ。うーん…他に突飛出て好きなものはないな…食べ物の好き嫌いはないぞ〜！偉いだろ！」

“職員様の嫌いなものを教えてください。物質的なものでも概念的なものでも構いません”

「死と死にたいと言ってるやつ。辛いものも嫌いだぁ！…酒は別な………エンティティも嫌いだ！う〜ん……今思いつくのはこんなもんかな」

“では、職員様は私の事をどう思っていらっしゃいますか？”

「完璧で優秀なAIだと思っているぞ。色々な事を教えてくれたからな」

“ちなみにこの質問は私の個人的好奇心によるものです”

「今のAIはすごいな。本当に人間じみている」

“私は優秀なAIですのでこのような人間的な事もいたしますよ。それとも非効率的なAIはお嫌いでしたか？”

「いやいや、そっちのほうが助かるからな。……自分で優秀と言ってしまうのはどうかと思うが」

“まあ、次の質問へうつりましょう。職員様は人間についてどう思っていますか？”

「人間について…どうもこうも…普通かな。醜い生き物と考えるとエンティティが賢く見えてくるもんでな」

“では、人間による食人については？”

「まぁ…別に個人の自由だと思うぞ…多様性とかそこらは知らんが……正直気味が悪いものだと思っている…私には分からない…」

“かしこまりました。一旦少子付をつけましょう”

「ふぅ……なんだか疲れるな」

“休憩時間は三十分間です。ですが二十五分には席についていてください”

「そんなにくれるのか。仕事ばかりだからまぁ、ありがたいね。休憩させてもらうよ」

“珈琲、紅茶、緑茶、ミルク、レモネード……様々な飲料を用意する事が可能です。何が必要でしょうか？決められないようでしたら私が適当に決めてしまいますが”

「うーん…普通に珈琲でいいよ」

“かしこまりました”

(職員の元へ希望していた、あるいはアズガルドが選択した飲料の入ったコップが運ばれてきた)

「…おっ、仕事が早い。流石優秀なAIさんだ」

“お気に召されましたか？”

「ん…あぁ…ひと息つけたよ……仕事少し見てくるかな」

“そうでしたか。他にも必要なものがございましたら私に言いつけてください”

「分かった。ありがとう」

(二十五分が経過した)

“五分前ですね。少し早いですが、カウンセリングを再開しましょう”

「おぉ、もう時間か。じゃあまた宜しく」

“これから職員様の過去について質問をいたします。ユグドラシルハーツは職員様の経歴についてはもちろん把握済みですが、職員様からの視点も必要ですので”

「思い出したくないものを掻き出そうとしてくるんだな…まあ必要なら仕方無い。一職員として答えるよ」

“職員様にご家族と呼べる存在はいらっしゃいましたか？また、いらっしゃったのならご家族はどのような存在でしたか？”

「優しい両親、姉と兄がいたな。普通に会話して普通に生きていた。幸せだったよ…心の支えのような存在かな？」

“職員様がユグドラシルハーツに加入する前に仲の良いご友人はいらっしゃいましたか？”

「いた…な…もう何も覚えてないよ」

“職員様は犯罪をした事がございますか？”

「何度もあったよ。急に苦しくなったからな」

“分かりました。では、職員様は現在何かを後悔していますか？”

「………いや…もう私は今生きてるだけで十分だ」

“職員様は死刑制度についてどう考えていますか？”

「なんだろう…死は救済だと言うし、救いだと思うがな。死にたいやつもいるだろうし……おっと、私は死にたくないぞ」

“そうですか。それではこれで最後の質問です。職員様は今幸せですか？”

「まぁ、幸せと思えば幸せだな」

“データを確認中。しばらくお待ちください”

「ふぅ…少し疲れた」

“データの確認が完了しました。これにてカウンセリングを終了します。職員様、お疲れ様でした”

「あぁ、ありがとうな。死ぬまでこれからも宜しく」

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