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第一話 恋をした日
私の名前は稲葉奈菜。
中学生。二年三組二番。部活は放送部に入っている普通の中学生。
〜1月7日月曜日〜
ピーピーピー
静かな部屋に目覚まし時計の音が鳴り響く。
私は目を覚まし今日から学校だと思い出す。
冬休み明けだから久しぶりだな‥そんなことを考えながら制服に着替えリビングに向かう。
キッチンにたち朝御飯の準備をして食べた。
私の家は共働きで朝早くから夜遅くまで働いている。私はほぼ独り暮らしみたいなものだった。
そして荷物をまとめ家を出る。
電車に乗り学校まで向かう。
市立暁学校
それが私の通う学校だった。
校門の前に立っていた女の子達が私に気づき近づいてきた。
「あっ奈菜！」
彼女は#下鴨花音。同じ放送部に入っていて部長をやっている。クラスは五組。
「奈菜！」
彼女は西野来奈。来奈も同じ放送部で副部長をやっている。クラスは二組。
「おはよー！」
彼女が仲島蜜柑。二年の夏休み明けにシンガポールから引っ越してきた。放送部に入っている。クラスは二組。
「みんな！おはよ」
そして教室に向かう。
「来奈って好きな人となんか進んだ？？」
と蜜柑がきくと
「なんも変わってないし」
と笑いながら来奈が答えていた。
私は付き合ったことはある。ただ相手は遊びだった。付き合ったら奢るとかだったらしい。可愛くないし私の何がいいのかわからなかった。だけど彼からの告白はシンデレラストーリーに近いものだと思っていた。事実を知ったときの感情は言葉にできなかった。そして私は異性を信じれなくなってしまっていた。
「ねーね！奈菜は？恋とか‥」
蜜柑は聞いてきた。
蜜柑はこの事を知らない。私は伝えていなかった。自然と涙が溢れてきた。
「奈菜！？ごめん！」
「大丈夫‥大丈夫だから。」
涙をふいていると花音が説明をしていた。
蜜柑はごめんと謝っていた。
みんなの顔は少し暗かった。
笑って
「大丈夫だよ！！気にしないで！」
といったけど多分笑顔が不自然だったのかもしれない。みんなは心配していた。
教室につき「おはよ」と呟きながら入る。みんな仲の良い子と話していたりした。私は二年ではクラスの仲間と馴染めなかった。クラスには友達がいないに近い。席につき提出物の確認をした。
キーンコーンカーコン キーンコーンカーコン
チャイムがなり話していた人たちも席についた。山杉哲先生が入ってくる。山杉先生は理科を担当していて放送部の副顧問だった。
ホームルームが終わり提出物が回収された。
「集まったな。えーと。じゃあ稲葉、これを職員室まで。誰かに手伝ってもらえ。」
なぜ私なんだろう。力持ちでもないのに。そして先生は私が独りだって知らない。だけど頼まれたら仕方ない。
提出物を持ち職員室まで向かおうとした。すると、
「あいつひとりでやるんかぁー！やっぱ陰キャのボッチはひとりやもんね！」
それを言っていたのは村野一葉だった。周りからは嫌われているとよくきくが謎の力でまわりを従わせている‥。あいつの言うことは気にしないようにした。気にしたら負ける。きっと。そして教室を出ようとしたとき誰かとぶつかってしまった。
「ごめんなさい！」「ごめん！」
ぶつかった相手は小山優翔だった。イケメンで高身長で学級委員をしている。部活はバスケットボールらしい。
私が急いで拾おうとすると彼も手伝ってくれた。そして
「半分持つよ。」
といい。七割ほどの提出物を持ってくれた。一緒に職員室まで行ってくれた。
「ありがとう。」
というと爽やかな笑顔で
「どういたしまして。」
といってくれた。なぜか体が熱くなってきた。心臓がドキドキと鳴り響く。あのときの。恋をした時以上のドキドキだった。
教室に戻り集会などの授業を終え花音,来奈,蜜柑と帰った。さっきの気まずい空気ではなくなっていた。最近のニュースとかの話をして帰った。
家につき塾に行ったり、夕食の支度をしたり。お風呂に入ったり、宿題をしたりした。そして寝ようと思うと彼の笑顔を思い出す。なんで手伝ってくれたのだろう。思い出してみるとまた心臓がドキドキした。これって‥恋なのかな‥？
そう考えながら目をつぶった。
私の名前は稲葉奈菜。
中学生。二年三組二番。部活は放送部に入っている普通の中学生。
〜1月7日月曜日〜
ピーピーピー
静かな部屋に目覚まし時計の音が鳴り響く。
私は目を覚まし今日から学校だと思い出す。
冬休み明けだから久しぶりだな‥そんなことを考えながら制服に着替えリビングに向かう。
キッチンにたち朝御飯の準備をして食べた。
私の家は共働きで朝早くから夜遅くまで働いている。私はほぼ独り暮らしみたいなものだった。
そして荷物をまとめ家を出る。
電車に乗り学校まで向かう。
市立暁学校
それが私の通う学校だった。
校門の前に立っていた女の子達が私に気づき近づいてきた。
「あっ奈菜！」
彼女は#下鴨花音。同じ放送部に入っていて部長をやっている。クラスは五組。
「奈菜！」
彼女は西野来奈。来奈も同じ放送部で副部長をやっている。クラスは二組。
「おはよー！」
彼女が仲島蜜柑。二年の夏休み明けにシンガポールから引っ越してきた。放送部に入っている。クラスは二組。
「みんな！おはよ」
そして教室に向かう。
「来奈って好きな人となんか進んだ？？」
と蜜柑がきくと
「なんも変わってないし」
と笑いながら来奈が答えていた。
私は付き合ったことはある。ただ相手は遊びだった。付き合ったら奢るとかだったらしい。可愛くないし私の何がいいのかわからなかった。だけど彼からの告白はシンデレラストーリーに近いものだと思っていた。事実を知ったときの感情は言葉にできなかった。そして私は異性を信じれなくなってしまっていた。
「ねーね！奈菜は？恋とか‥」
蜜柑は聞いてきた。
蜜柑はこの事を知らない。私は伝えていなかった。自然と涙が溢れてきた。
「奈菜！？ごめん！」
「大丈夫‥大丈夫だから。」
涙をふいていると花音が説明をしていた。
蜜柑はごめんと謝っていた。
みんなの顔は少し暗かった。
笑って
「大丈夫だよ！！気にしないで！」
といったけど多分笑顔が不自然だったのかもしれない。みんなは心配していた。
教室につき「おはよ」と呟きながら入る。みんな仲の良い子と話していたりした。私は二年ではクラスの仲間と馴染めなかった。クラスには友達がいないに近い。席につき提出物の確認をした。
キーンコーンカーコン キーンコーンカーコン
チャイムがなり話していた人たちも席についた。山杉哲先生が入ってくる。山杉先生は理科を担当していて放送部の副顧問だった。
ホームルームが終わり提出物が回収された。
「集まったな。えーと。じゃあ稲葉、これを職員室まで。誰かに手伝ってもらえ。」
なぜ私なんだろう。力持ちでもないのに。そして先生は私が独りだって知らない。だけど頼まれたら仕方ない。
提出物を持ち職員室まで向かおうとした。すると、
「あいつひとりでやるんかぁー！やっぱ陰キャのボッチはひとりやもんね！」
それを言っていたのは村野一葉だった。周りからは嫌われているとよくきくが謎の力でまわりを従わせている‥。あいつの言うことは気にしないようにした。気にしたら負ける。きっと。そして教室を出ようとしたとき誰かとぶつかってしまった。
「ごめんなさい！」「ごめん！」
ぶつかった相手は小山優翔だった。イケメンで高身長で学級委員をしている。部活はバスケットボールらしい。
私が急いで拾おうとすると彼も手伝ってくれた。そして
「半分持つよ。」
といい。七割ほどの提出物を持ってくれた。一緒に職員室まで行ってくれた。
「ありがとう。」
というと爽やかな笑顔で
「どういたしまして。」
といってくれた。なぜか体が熱くなってきた。心臓がドキドキと鳴り響く。あのときの。恋をした時以上のドキドキだった。
教室に戻り集会などの授業を終え花音,来奈,蜜柑と帰った。さっきの気まずい空気ではなくなっていた。最近のニュースとかの話をして帰った。
家につき塾に行ったり、夕食の支度をしたり。お風呂に入ったり、宿題をしたりした。そして寝ようと思うと彼の笑顔を思い出す。なんで手伝ってくれたのだろう。思い出してみるとまた心臓がドキドキした。これって‥恋なのかな‥？
そう考えながら目をつぶった。
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作者名：もも | 作成日時：2019年2月22日 23時
