東方幻想記録物語、テンプレート【東風谷早月】

【名前】
　東風谷(こちや)　早月(さつき)

【性別】
　女

【年齢】
　10代後半

【性格】
　平々凡々な『ありふれた女の子』を自称する、普通の人間（なおYAMA育ち）。東風谷早苗の双子の妹。普通の女の子と自称するが、実際のところ能力一本の生身で人外と渡り合い、文字通り拳一つで異変解決に乗り出すトンデモ脳筋ガールである。やはりYAMA育ち。
　クールで冷徹、個人主義的な孤高の存在で、双子の姉に似て隠れサディスト。考え方がかなりドライ。誰にも頼らないのが第一のモットーで、自分の事は絶対に自分でカタをつけるタチ。これには外の世界にいた頃の、守矢神社の人々が自分を一切気にかけなかった事から、誰かに助けてもらうという発想がない為。しかし困っている他人は捨て置けないお人好しでもあり、自分は誰も頼らない癖に他人には人を頼れと諭す、典型的自己犠牲系主人公タイプ。
　また、「奇跡を打ち消す程度の能力」の所為で極度の不幸体質であり、能力も無効化されるため異能を扱う者達からは嫌われがち。不幸体質についてはもう諦めがついているそう。
　趣味は散歩。何か考えをまとめたい時、体を動かしていないと落ち着かないとのこと。昔は世界中を放浪していたらしく、体力は勿論、野草を食べる事や劣悪な環境を歩いた事もあったため大抵の毒や病気に耐性がついており、狩猟民族と一時は生活を共にしていた事から動体視力や瞬発力、精密射撃の技術なども卓越している。このようなフィジカル面では幻想郷イチ。
　また、理系に近い姉とは反対に文系。緋想天則はだいだらぼっちだと予想していた。
　全く関係ないが、とても暑がり。

【容姿】妙子式2さんをお借りしました！

　髪は若緑色で、ふわっとしたボブ。前髪はざんばら。目は花色でちょっとツリ目。やや目つきが悪く、クールな性格も相俟っていつも不機嫌そうに見える。服は鮮やかな青い襟のセーラー服で、同じような青のミニスカートを履いている。スカートが非常に短く、ニーハイソックスを履いている為絶対領域が存在する。靴は黒いロングブーツ。
　なお、早月のスカートの長さはリアルにギリギリだが、絶対に中身は見えないようになっている。通称マジカルスカート。
　持ち物は、携行している刃渡り二メートル弱の日本刀と随所に隠し持っている折り畳み(フォールディング)ナイフ。

【能力】
・奇跡を打ち消す程度の能力
　能力、魔法、妖術、霊術、巫術、奇跡といった異能の力を問答無用で打ち消す力。姉の早苗とは相反する能力。
　外の世界でも持っていたが、外には能力という概念が無かったうえ、早苗が奇跡を起こす時は立ち会わせて貰えなかったため、自覚する事がなかった。幼少期は儀式がやたら上手くいかないという弊害があったが、才能が無かったんだな程度にしか思っていなかったようである。
　幻想郷では確実に最強格の能力だが、自分に利のあるモノも打ち消してしまう為、異能の力で怪我や病気を治すなどはできない。ついでに神の加護や運命の赤い糸なんてモノも打ち消される。早月の人生の上手くいかないところは大体これのせい。

・相手より少し強い力を使う程度の能力
　世界中を放浪していた際、呪術師にかけられた重度の呪詛。早月よりも圧倒的に格上の呪術であったため、奇跡を打ち消す力をもってしても解除出来なかった。相手が自分より格上ならば本来の自分より上のパフォーマンスを発揮できるが、相手が自分より格下ならば本来の自分より下のパフォーマンスしか発揮できないという、自身が強い者であるほど力を縛られる呪い。

・戦闘では体術と能力による防御を主に使用する。弾幕は木片を全力でぶん投げた後刀で突っ込みながら切る妖夢スタイル。体術は完全に独学の、合気道や柔道やボクシングや剣道や薙刀や最凶拳法八極拳等がごっちゃになった我流。素手だったり得物を持っていたり殴る蹴る突く締める目を潰すなどなんでもありである。戦闘においては、相手の力をを無効化しつつぶん殴るのがいつものスタイル。弾幕抜きの戦いでは、刀は滅多に抜かない（本人に曰く「邪魔。うっかり殺す可能性がある。機動性に欠ける」とのこと）。近接戦では幻想郷においてほぼ最強格と言える程手慣れている。

【好きなもの】
　散歩、ネギ塩ラーメン

【嫌いなもの】
　自分より他人を優先する人間

【特技】
　身一つで人外と渡り合うこと、体術、剣術

【苦手】
　女の子らしいこと、お酒

【セリフ系】
　一人称は「私」、二人称は「貴方」。淡々とした、落ち着いたトーンで話すが、激情を露わにして大声を出す時もある。
「初めまして。私は東風谷早月。平々凡々な普通の女の子よ。……貴方、今、早苗じゃないのか？　って思ったでしょう。違うわよ。私は私。東風谷早月だから、よろしく」
「私はね、できない事はしないのよ。だって無駄だもの。できない事を無理にやって醜態晒すくらいなら、やらないほうがマシよ」
「ねぇ、貴方馬鹿なの⁉　こんな無茶しないで頂戴。少しは人を頼りなさい！　……はぁ、立てる？　下がってて。あとは私が終わらせるわ」

【過去】
　守矢神社の秘術を受け継ぐ東風谷家に生まれ、ほんの数分の差ながら姉となった、次代の風祝である早苗のスペアとして育てられる。早月は所詮万が一の保険でしかなく、風祝の才能に溢れた早苗は幼少期から成果を出し続けてきた為、早月の周りには誰一人近付いてこなかった。寧ろ早月の存在によって早苗の力が失われていると信じ込み、早月を排除しようという過激派の一族もおり、幼少期は幾度となく殺されかけたという。第二希望とはいえ一応は東風谷家の人間である早月は、身を守る為神社の最奥に隠匿され、居ないものとして扱われていた。双子の姉である早苗ですら存在を知らなかった。
　そして二人は成長し、早苗は神奈子・諏訪子と幻想郷に神社を移転させる。その際早月は行かない筈だった（そもそも早月は何年も前から神社を抜け出して世界中を放浪していたため、神社に居なかった）が、移転後に早月が偶然博麗大結界に接触した結果、結界が一時的に壊れ早月は幻想入りした（ちなみにこの時、悪意を持った異変だと勘違いされ危うく結界組に退治されるところだった）。

【その他】
種族：人間
危険度：極低
人間友好度：普通
主な活動場所：如何なる場所でも

【関係】
　募集中です！

・東風谷早苗
　双子の姉だが、早苗の方は早月の存在を知らない。幻想郷では何度か会ったが、早月は早苗に興味がないらしい。

・八坂神奈子、洩矢諏訪子
　霊感ゼロな所為で、幻想郷に来て初めて顔を見た。が、どうも興味はないらしい。神奈子、諏訪子も早月には無関心。

・博麗霊夢
　呼び方：博麗
　呼ばれ方：早月
　一時は退治されかけたが、そこそこの友好関係がある。第一印象は「物騒な奴」。霊夢的には、面倒事持ってこない、うるさくない、賽銭を入れてくれる事が好評価らしい。

・虚・ツヴェターエワ
　呼び方：虚
　呼ばれ方：谷ちゃん
『相手より少し強い力を使う』呪詛をかけてきた張本人。なんやかんや腐れ縁で、幻想入りが同時だった際は縁の強さに呆れていた。また、虚が情緒不安定になった経緯を知る人物でもある。

・瀬樹葉蓮鎖さん
　呼び方：蓮鎖
　呼ばれ方：早月
　能力を無効化できるため、蓮鎖に幸福を吸われないばかりか『人の幸福を奪ってでも幸せになる』彼女の能力を止められるので、彼女の友人になった。能力なんて知るか馬鹿、とでも言いたげに『もっと人に頼れ』としばしば諭している。
　彼女からは救世主・命の恩人と思われているが、未だに多少の警戒心は残っているようだ。

【作者】
　モルガン・ル・フェ