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こんばんは、いちごぱんけーきです。
今回は、みなさんご存じのほほほほちゃん!わたしの相方ちゃんと!!
リレーをしました!!!(楽しかった)
東雲彰人くんの夢小説です!!!

ノリと勢いとテンションだけで書いたのが伝わるように、あえてあまり添削しませんでした……段々真面目に文を書き始める二人をとくとご覧ください(?)
許してねほほちゃん☆あとの編集は頼んだよ☆


( ˙o˙ )(お気に入りの顔文字)
ほほほほです。ねむいので明日やります!!!!!!

↑いちぱんは眠くないので編集しておきました(にっこり)
「どぅおりゃあ!!!!」
「んぐっ」
私は彰人♡の口に媚 薬入りのパンケーキを突っ込んだ。

「ん…もぐもぐ」
さすがパンケーキ好きの彰人。なんの躊躇いもなく咀嚼をして飲み込んでくれた。さてと…これからどうしようか?(問いかけ)

というか、もぐもぐって可愛いなこいつ。よし、用件は済んだ。逃げよう!
踵を返そうとすると、がしっと腕を掴まれた。
「…おい、まひぇ」
私たちの間に微妙な空気が流れた。

「な、なに?」
リスみたいに頬をふくらませた彰人の顔を見て、思わず吹き出しながら聞き返す。
「なんひゃへんははひふふほほへ」
「食べきってから喋ってよ!!」
彰人はパンケーキを飲み込むと、そのまま膝から崩れ落ちた(ハイパー即効性)

や、やばい。この薬はハイパー即効性なんだった、早く逃げなければあんなこと♡やこんなこと♡をされてしまう。
ほんの出来心だし、彰人とはただの友達だからそういうつもりはないのに!
手を振り払おうとしても私の力じゃ敵わない。
「なに、逃げようとしてんだよ…」
「ぎゃあああ!!!」
いよいよ逃げられなくなった。

ただの友達に薬を飲ませた私も、大概狂っているのだけどね…
「パンケーキに…何混ぜやがった?」
「えーっと…あはは……」
腕を掴む手に、段々と力が篭っていく……

がばっ、と。何をされるのかと思えば、ただ抱き締められただけだった。いや、それだけでも十分問題なんだけど、思ったより効いてな……
「っ、はぁ……くそ、どうせ興味本位で変なもん入れたんだろ」
彰人の呼吸は荒い。突然、いわゆる顎クイをされて顔が近づく。
「友達としか思ってねえ癖に…」
「え…ま、まって彰人」
ファーストキスは案外簡単に奪われた。それも、彼氏でもないただの友達に。
不可抗力だ。顔に熱が集まる。
「まだだ、もっと…」
啄むように、彰人は唇を繰り返し重ねてくる。

だめ、そう言いたくてもキスで言葉を遮られる。
酸素不足で思考回路が回らなくなってきた頃。彰人の胸をトントン、と叩くとようやく唇が離れた。いつの間にか抑えられていた後頭部は、そのままだけど。
「……んだよ」
彼は何かをおさえるように、必死で深い呼吸しようとしている。いや、薬を飲ませたんだから……抑えているのはきっと理性なんだけど。
「だ、だめだよ」
こういうのは、ちゃんと段階を踏んでからじゃないと…。
そう言った途端、今度は噛み付くように何度も唇を重ねられた。
「っは……誰かさんがオレにこうさせてんじゃねぇの」
ふと前髪の隙間から覗いた彰人の瞳は、今まで見たことがないほどにギラギラしていた。

「それは、悪かったと思うけど…っ、わっ、」
半ばもつれ込むように彰人がこちらに倒れ込んできて、私は背中を床にぶつけた。じんじんと痛みが響くが、そんなことに構っていられる状況ではないらしい。反射的に起き上がろうとして、頭上から聞こえた吐息に体を止めた。
これ、もしかして押し倒されてる?
「彰……お、落ち着いて、ほら、彰人にも好きな子の一人や二人はいるでしょ?」
彰人は不機嫌そうに眉をしかめる。
「…んなの、」
「その子のこと考えよう?そしたらなんとかなるから…!」
「いねえ、よ…馬鹿」
撃沈した。どうしよう、このままじゃ…私別に彰人のことそういう目で見てないのに…!

苦し気にくそっ…と呟いた彰人は、私の首筋に顔を近づける。ままままって、ま、まままさか……噛んだりしないよね……?!
と思っていたら、首筋に頭をうずめられて抱きしめられた……だけだった。
「あき、と?」
彼はそのまま深いため息をこぼした。未だ熱を帯びた吐息が耳を撫でていって、思わずびくり、と反応してしまう。
「お前以外に、いねぇから。その……好きな人、とか」
その言葉で、私は再び固まった。あたたかい手が頭に乗せられる。
私のことが、好きってこと?いやでも、でも……。パニックでショートしかけている脳みそを必死に動かして、ようやくたどり着いた答えはこうだった。
「そ、それ、薬のせいじゃない……?」

「…違う」
彰人は私を抱き起こし、そして更に腕の力を強くした。
「すき、なんだよ」
オレは本気だ、と。その言葉が私の逃げ道をなくす。だって、だって私たちは友達で……私も彼も、お互いをそう思っているはずなのに。
こういう時は…どう返せばいいんだろう。
「オレの気も考えずに、ただの悪戯で男にこんな…薬なんか盛りやがって」
「え…っと、わ、私…」
「だから…だから、悪いのはお前だろ…?」
抱き返してほしそうに顔を擦り寄せられるが、応えることはできなかった。
「…拒むなよ、受け入れろよ……、…好きって、言えよ…!」
強い口調で言った反面、声は微かに震えていた。
少しだけ、腕の力が弱まる。
「っ、違う…よな……媚…薬のせいでも、無理やりこんなことして…悪いのはオレだ…オレ、…っ最低、だよな」

そんな彼らしくない一面を見て、私の心は揺らいだ。
でも、自分の嘘に気持ちなんてつけない。
耳元で小さく鼻をすする音が聞こえてきて、ものすごく動揺してしまった。
答えは決まっていたのに、余計どうすればいいのかわからなくなる。
私は自棄になってポケットから小さな瓶を取り出すと、余っていた蛍光ピンクの液体を口に含んだ。

やっぱり、ハイパー即効性の薬、だ。ふざけて言ってみたこの薬の性質も、今ではとてもありがたかった。これで、これで私は…彰人の気持ちに、応えられる。
からん、と空になった小瓶が床に当たった。心臓がどくんと跳ねて、苦しさを消すために甘えるように彰人の背中に腕を回す。
「あきと…そんなこと、言わないでよ」
私が彼を抱き返したからか、こんなことを言ったからか、彰人は驚いて腕を緩め私の表情を窺おうとした。
「…やだ」
「は、」
「やだ、離さないで」
言ってあげたくても言えなかった言葉が、息をするように口から零れていく。
「私、彰人がほしい」
彼は小さく、え、と漏らした。
「っ、すき、だよ。我慢とか、しなくていいから」
喉から声を絞り出して、私はそう告げた。

彰人は無言で、私の両腕を優しく掴んだ。
「……だめだ」
「っ…やだってば、私は彰人が、」
荒くなっていく一方の呼吸。それを落ち着かせようとしてくれているのか、彼はゆっくりと私の腕をさする。
「オレ、は。こんな形で、お前に好きって言ってほしかったわけじゃない」
その言葉を聞いて、ハッとした。私は何をやってるんだろう。彼の気持ちのことなんて、全く考えてなかったんだ。
「…ご、め」
熱い頬に、ぽろぽろ、と流れる涙はとても冷たく感じた。

「っ彰人、彰人ごめ、」
一度流れ出した涙は止まることを知らない。息が乱れて、思うように喋れない。
「泣くなよ」
涙を指でそっと拭われる。彰人は私の頭をぽんぽんと優しく撫でると、悲しそうに笑顔を浮かべた。
「…悪かった。オレが、お前に無理させたんだよな。謝るのは、オレの方だ」
応えたい、と思った。こんなに優しくて、素敵で、弱いところもある彼の好意に。
「…わた、し」
「………」
「わたし、ほんとは…彰人のこと、まだそういう目じゃ見れない」
「…ああ」
「でも、でもね」
彰人の目を、真っ直ぐ見つめた。こうするのはなんだか、とても久しぶりなように思えた。
「…好きになりたいな、って。思ったの」
笑顔が崩れ、彼は段々と目を見開いた。そして一旦下の方に目を逸らした後、ちら、と私を見る。
「…お前、」
遠慮がちにゆっくり、額と額がぶつかる。
「そういうところ、だぞ」
すぐに彼は離れていった。思わず見惚れていると、目を細めて悪戯っぽく笑われる。
「絶対、落とすからな」

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ゆな(最強)@さぶ垢 - う"ッ…………(尊死) (2021年10月3日 15時) (レス) id: 90fb24ada6 (このIDを非表示/違反報告)
にょ - 最k(バタッ (2021年9月7日 10時) (レス) id: 6b1eeed451 (このIDを非表示/違反報告)
桜音(プロフ) - いちほほ×最推しは最高です…出来心って凄いですね…ありがとうございます! (2021年8月28日 22時) (レス) id: 4030042caa (このIDを非表示/違反報告)
暇人A - あ、明日ぐらいに尊死で死亡したニュースがあってもお気になさらずー(バタッ (2021年8月27日 22時) (レス) id: c54c5c153e (このIDを非表示/違反報告)
えびてん(プロフ) - いちほほとかわいい彰人を同時に拝められる世界線 (2021年8月27日 8時) (レス) id: 8f22bc2390 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほほほほ&いちごぱんけーき x他1人 | 作成日時:2021年8月27日 0時

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