東方幻想記録物語、テンプレート【四十里野栞】

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CSS これは東方幻想記録物語のテンプレです！
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【名前】
　四十里野(しそりの)　栞(しおり)

【性別】
　女

【年齢】
　15歳
　2月7日生まれの高校1年生（早生まれ）。

【性格】
　冷淡で冷徹な現実主義者、かつ合理主義者で効率主義者。幻想郷で人権があるのか心配になるほどのオカルト否定bot（一部例外を除く）。幻想入り後は怒涛のオカルトラッシュに遭遇し多少は軟化した……かと思いきや、後述の能力によって全てねじ伏せられる為アンチオカルト思想はそのままである。その上名家の出身故に教養が深く、相手の能力の粗や知識不足を片っ端から指摘する迷惑行為常習犯。煽り力が高い。
　教養の深さに対して、頭の回転の速さは並程度。単純な暗記問題や記述問題なら即答できるが、少しひねった問題やひらめき問題には苦戦するタイプ。ただし凡ミスのようなガバはせず取れる点は確実に取る為、総合的には成績優秀である。全国模試では上位20位の常連だとか。
　運動神経はまあまあ。取り立てて優秀ではないが運動音痴でもない。しかし腕っ節と体の丈夫さには特筆すべきものがあり、彼女の繰り出す右ストレートと頭突きは大抵の人間を昏倒させる威力がある。なお、彼女は左利きである。
　前述の通りかなり冷たい性格の為、友人の数は皆無に等しい。人付き合いのモットーが極端に狭く深く（深さがマリアナ海溝）なので必要以上の人付き合いを拒みがち。実家で叩き込まれた帝王学に従い、話しかけられれば邪険には扱わないが、それ以上の関係は求めない。

【容姿】テイク式女キャラメーカーさんをお借りしました！

　すれ違えば誰もが二度見せざるを得ない、文句なしの美少女。身長は155cmとやや小柄。そして小さい割に胸はGある。なんでだ。
　柑子色のストレートロングを耳の辺りでツインテールにしていて、前髪はぱっつん。目の色は黒で、キリッとしたツリ目。銀縁の伊達眼鏡をかけている（能ある鷹は爪を隠せ、簡単に素の自分を晒すなという父の教え）。
　服装は制服姿で、ワイシャツに赤いリボンをしてグレーのジャケットを羽織っている。また、膝上5cm程度の長さでグレーと黒のチェック柄のプリーツスカートをはいている。

【能力】
　なし（魔導書を所持）
　能力がなく、霊感の類は皆無。
　しかし、とある自称時の女神(ノルン)から受け取った魔導書を所持しており、ありとあらゆる非科学的事象（能力、奇跡、魔法、霊術、妖術、神通力、それらに属さない未知の特殊能力等諸々）の悉くを否定する力を持つ。これにかかれば博麗の巫女や賢者、それどころかへカーティアやそれ以上の実力者であろうとねじ伏せる事ができる。
　力の内容としては、「世界を、元々あるべき姿―――即ち奇怪な現象が存在しない現実世界同様の姿に戻す」というもの。強さのインフレ特攻を持つ、メタ的な意味で非常に便利な力である（何故かと言えば、作中最強に勝てても実力だけを見れば最強になり得ないからである。「とある」シリーズの上条さんを想像して頂ければ、わかる人にはわかるだろう）。パワーバランスがインフレしてきたなぁ、と思ったらこの子を是非お使い下さい。
　ただし本人はそれが魔導書だとは信じておらず、そもそもオカルトを信じていないので自身が如何にぶっ壊れかを知らない。その点も彼女が「最強に勝てるのに最強になり得ない存在」ひいては「インフレの対抗勢力」である理由の一端である。

【戦闘方法】
　魔導書によって能力等を封じ、能力者を完封する。現実世界でありえない現象、物体の挙動等は全て彼女の標的であり、カモである。逆に素の身体能力や戦闘能力が高い（＝強さが能力等に関係ない）相手には手も足も出ない。そこは本人も自覚しているようで、勝てないと判断したら即座に撤退する。

【好きなもの】
　四十里野鎬、チキンカツ、生春巻き、たこ焼き

【嫌いなもの】
　馬鈴薯料理、船旅（めっちゃくちゃ船酔いする）

【特技】
　写真

【苦手】
　歌（ジャイ○ンも悲鳴をあげて逃げ出す程の絶望的な歌声。もはや音響兵器の領域）

【過去】
　四十里野家は全国屈指の名家であり、経営するグループは時代がもっと早ければ財閥解体されていたとすら言われる大企業。これまで一族は、政界や文学界や学界をはじめとしたあらゆる界隈の第一線で活躍する人間を排出してきた。
　その秘密は、一族の殆どが持つ強力な霊感と、12歳の誕生日に与えられる「女神の寵愛」である。彼ら彼女らは霊感によって人外とも交流して情報を得、女神の寵愛の内容に従って人生を決定する（文章の才能を与えられれば作家に、政治の才能を与えられれば政治家に、という感じ）事で成功を手にしてきた。
　そんな四十里野家に生まれた栞は、元々は霊力の薄い分家筋だったが、当主である伯父に気に入られ本家で面倒を見られるようになった。その時出会ったのが、現在の義兄であり実の従兄―――鎬である。当時栞は11歳、鎬が女神の寵愛を賜る一週間前の事だった。
　しかし、鎬に女神の寵愛は与えられなかった。そして、あろう事か同席していた栞に寵愛―――あらゆるオカルトを否定する魔導書が与えられたのだ。……そう、霊感が皆無でオカルトを信じない栞に。
　それ以降、鎬は出来損ないと蔑まれ、代わりに栞が本家に養子にとられて天才児として祀り上げられるようになった。結果だけ見て自分の事は碌に見もせずに祀り上げ、根拠の無い迷信（霊感の無い彼女視点）を信じている一族の人間は、彼女にとって虫唾が走るほど醜い存在だったであろう。その醜い存在の割を一番食ったのが、唯一彼女にありのままで接していた鎬だったから尚更である。
　そしてその四年後二人は幻想入りする。奇しくも、石像に唾を吐きかけるほど嫌っていた自称時の女神(ノルン)に導かれる形で。

【セリフ系】
　一人称は「わたし」、二人称は「あなた」。ぶっきらぼうではないが、ツンとした素っ気ない話し方をする。ただし、兄や友人に対しては柔らかい対応になる。
「わたしは四十里野栞よ。よろしく」
「身一つで空を飛ぶ？魔法を使う？さっぱり理解できないわね、頭がおかしいんじゃないかしら」
「あなたは馬鹿なの？―――そんなオカルト、有り得ないでしょう」
「兄さんが格好良い？ふん、当然よ。今更気付いたの？まあ、兄さんの良さを理解出来るのは評価に値するわ。ただ、思い上がらない事ね。世界一兄さんの良さを知ってるのは、わたしなんだから」

【その他】
　種族：人間
　危険度：高（判定に赴いた稗田阿求に対して武力行使で追い返したため。普通の人間や気の置けない人間に対しては低）
　人間友好度：高
　主な活動場所：如何なる場所でも（兄が居ればどこでも）

【関係】
・四十里野鎬
　兄さん⇄栞
　尊敬する兄であり、最愛の人。鎬からは色々複雑な感情が向けられているのに対し、栞からはバリバリの激重恋愛感情だけがずっしり。強い（色々な意味で）。ちなみに鎬の幸せは素直に祝えるようで、仮に鎬が彼女以外の人間と幸せになったとしても「兄さんの幸せはわたしの幸せ」と受け入れられるようだ。もっとも、鎬から向けられている感情を考えれば有り得ない話だが。
　鎬が使う能力には何もツッコんでいないのかと言うとまさにその通りで、彼女に言わせれば「使ってるのは、わたしの賢くて格好良くて頼りになってどこまでも優しい兄さんよ？何が起こったって不思議じゃないわ」との事。とんだダブルスタンダードである。
「……うん、流石兄さんね。わたしなんかには及びもつかない事を、こんなにもあっさりとこなしてしまう。わたしはそんな兄さんが大好きよ」

・ノルン
　不審者⇄妹ちゃん
　四十里野家が代々信仰する自称女神にして人生で起きたあれこれの元凶。正直言って嫌い。石像に唾を吐きかけるレベルで嫌い。死ねばいいのにと思っている。
　彼女の持つ魔導書はノルンの力であってもねじ伏せる事ができ（つまりノルン程の実力者であってもこの魔導書からは逃れられないという事であり、世に存在する全ての異能は完封できる証明でもある）、遭遇すると必ず殺そうとする（鎬に諌められ渋々諦めるまでがワンセット）。栞に向けられる殺意は、死について知りたいノルンが自ら仕組んだもので、殺されかかると毎度楽しそうにしている。やべぇ奴じゃん。
「あぁ、また来たのね不審者。兄さんの人生を滅茶苦茶にして、よくもまあのうのうと顔を出せたものね……本当に呆れるわ。今日という今日は許さない。土の下で苦しみもがいて眠りなさい」

・祠誑狂月さん
　祠誑⇄栞
　犬猿の仲。コチコチの現実主義者と筋金入りの幻想主義者なのだからそりゃ仲も悪くなるだろう。なんで無視しないのだろうか。やはり子供は子供である。
　出会ったきっかけはほんの些細な事だったが、案の定思想が正反対なためご覧の通りの結果となった。栞は狂月の追い求める幻想を否定し、狂月は栞の信じる現実（加えて現実主義にそぐわない魔導書を所持している事実）を否定する。終わりなき煽りあいの始まりである。なお、「いい加減にしろ」と鎬に鉄拳を食らうまでがワンセット。
　これほどまでに仲の悪い二人だが、きちんと名前で呼んでいるあたりに最低限の礼儀を表している。
「あら、祠誑じゃない。あなた、まだUFOなんて探してるの？何度も言うけれどあんなのが空を飛ぶなんて航空力学的にありえないわ。不毛に時間を溶かすくらいなら、もっと有益な事を考えるべきじゃないかしら」

・ラターリヤ・アルロフスカヤさん
　ラターリヤ⇄栞
　一応ではあるが友人。なぜ一応かというと、兄が自分のものでないと満足しないラターリヤと兄が幸せならそれでいい栞は思想が真反対であり、よく小言を言いあっているから。加えてラターリヤのオカルトも例によって栞は認めていないため、そこでも衝突する。一周まわってある種仲良しと言えなくもない、いわば喧嘩友達のような関係。
　出会ったきっかけは些細な偶然であったが、縁があるのかその後も何度か遭遇し関係性を深めている。刺々しい言葉がよく飛び交う二人だが、鎬曰く仲が良さそうに見えるとか。
　栞にしてみれば兄を思うあまり思いを押し付ける反面教師であるとも言え、気に入らない点も多々ある一方で遠慮せず話せることも認めている。
「ラターリヤとは……そうね、不思議な関係だとは自分でも思うわ。勿論彼女は非科学的で非論理的でわたしとは全く違うけれど、だからこそ遠慮せず話せるのだと思うの。わたしにとっては貴重な相手よ」
「いい加減にしておきなさい、ラターリヤ。お兄さんが嫌がってるのが見えないの？相手の意思を尊重するのも愛なのだと、そろそろ気付いてもいい頃じゃないかしら」

【作者】
　雨咲

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