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始まり統一小説コンテストに応募しました！
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目が覚めたらそこに朱梨がいた。
ここは……学校の被服室だろう。
なんで……？
直前の記憶を思い出そうとする。
「うっ……！」
大事な所に靄がかかったように思い出せない。
確か……誰かと出掛けて、仲良くしてた所を何者かに襲われ……
にしてもなんで朱梨？
なんてことを考えていると、
「蕾花、目が覚めた？」
と話しかけられた。
「な、なんでこんなとこに閉じ込められてんだよあたし！」
そう激昂すると、朱梨は舌打ちをした。
「あんたのせいで朱梨メイワクなんですけど、自覚ないとか言わないで？しらばっくれたらぶっコr」
「……覚えてないんすけど」
まあ、この状況だと朱梨に忘れさせられた流れかな。必然的にコロされる……
「アハハッww」
朱梨こんな人だったっけ。
「奪った癖にww朱梨から玲都を奪った癖にww」
玲都…… 誰だっけ……
名前は聴き馴染みがあるけど、顔や声など全てが分からない。
「でも、これで終わりだねぇww男を弄んで楽しんでた嘘つき常連愛され隊はwwだって、薄っぺらい"自称"恋心を抱いた男の全てが分からないんだからww」
やっぱり朱梨の仕業か！！
でもあたしには玲都が分からないし、
何が彼女を狂わせたのか分からない。
……まあ、愚かな自分を隠して繕う嘘は、常日頃からついてきたけど。
でも、それがばれるわけない。
嘘はつきなれているはず。
すると。
「全部分かってんだよ、目ぇ覚ませクソやろう！！！」
あたしはハッとした。
朱梨の言葉に、朱梨の姿に。
玲都くんの言葉と、玲都くんの姿が。
ぴったり、重なった。
焦ってメールを見ると、
玲都くんあんたの全ては嘘なんだろ。
あ。
玲都くんあんたが色違い持ってるとか言ってたポーチ、姉の手作り。
あ。あ。
玲都くんあんたは、一緒にいて楽しい、可愛い女を目指したつもりだろ?
あ。あ。あ。
玲都くんでも、
玲都くん自称好きな人コロコロ変えて、
玲都くん男に媚び売って。
涙が溢れ出る。
玲都くんそんなあんたは、ただのゴミ。
玲都くん男を弄んでるだけのカス。
玲都くんそうなんだろ?
そうだったのかもしれない。
玲都くん全部分かってんだよ!!!目ぇ覚ませクソやろう!!!
全部思い出した。
あたしは、玲都くんと昔から友達だった。
それなのに、朱梨が急に仲良くするのが憎かった。
ただの嫉妬だった。
それで、他の人皆にやっていた陰湿な仕打ちを強化した。
わざと目の前で仲良くしたり。
くじ引きで不正して玲都くんの隣になったり。
あたしは、朱梨を壊したかった。
でも、それが仇になってたなんて、気づかなかった。
とっくにばれてたんだ、きっと。
目の前がぐしゃぐしゃになるだけ泣いて泣いて、その後どのくらい経っただろう。
唐突に、被服室の扉が開いた。
「ばぁか。和紙以上に薄くて脆い自称恋心なんてお断りだ」
玲都くんの声。
すると、玲都くんはその手に持ってたストラップをちぎった。
「何が手作りだ。既製品だろ」
そのストラップは、自称手作り、実際既製品。
あたしって、嘘下手なのかな。
「あんたは、まず俺の親友と弄ぶ目的で付き合った」
うん。確かにそう。
「そして、クラスメイト2人とも、薄っぺらい恋をした」
そうだね。
「後！！朱梨、こいつのナゲットの話、嘘だかんな！！」
そう。ナゲットあーんしたなんて言ったけど、嘘。
皆、あたしの素性を知っている。
つまりそういうこと。
「最後。蕾花、あの契約も俺と朱梨を嵌める悪質な手口だな？」
あたしは、玲都くんに、朱梨と話すなと巧く吹き込んだ。
それによって、朱梨を壊した。
あたしは、馬鹿だ。
あたしは、もう変われない。
あたしは、どうせ嘘なしじゃ何も出来ない。
あたしは終わりなんだ…………
「あ！他にも色々話せば長い悪質なことしてるから、裁判かけといた！」
いや待て。
裁判！？
ーーそして3人が高校卒業した後、玲都が勝訴したという噂が流れた。そして、朱梨を見た人は１人もいなかったというーー
ここは……学校の被服室だろう。
なんで……？
直前の記憶を思い出そうとする。
「うっ……！」
大事な所に靄がかかったように思い出せない。
確か……誰かと出掛けて、仲良くしてた所を何者かに襲われ……
にしてもなんで朱梨？
なんてことを考えていると、
「蕾花、目が覚めた？」
と話しかけられた。
「な、なんでこんなとこに閉じ込められてんだよあたし！」
そう激昂すると、朱梨は舌打ちをした。
「あんたのせいで朱梨メイワクなんですけど、自覚ないとか言わないで？しらばっくれたらぶっコr」
「……覚えてないんすけど」
まあ、この状況だと朱梨に忘れさせられた流れかな。必然的にコロされる……
「アハハッww」
朱梨こんな人だったっけ。
「奪った癖にww朱梨から玲都を奪った癖にww」
玲都…… 誰だっけ……
名前は聴き馴染みがあるけど、顔や声など全てが分からない。
「でも、これで終わりだねぇww男を弄んで楽しんでた嘘つき常連愛され隊はwwだって、薄っぺらい"自称"恋心を抱いた男の全てが分からないんだからww」
やっぱり朱梨の仕業か！！
でもあたしには玲都が分からないし、
何が彼女を狂わせたのか分からない。
……まあ、愚かな自分を隠して繕う嘘は、常日頃からついてきたけど。
でも、それがばれるわけない。
嘘はつきなれているはず。
すると。
「全部分かってんだよ、目ぇ覚ませクソやろう！！！」
あたしはハッとした。
朱梨の言葉に、朱梨の姿に。
玲都くんの言葉と、玲都くんの姿が。
ぴったり、重なった。
焦ってメールを見ると、
玲都くんあんたの全ては嘘なんだろ。
あ。
玲都くんあんたが色違い持ってるとか言ってたポーチ、姉の手作り。
あ。あ。
玲都くんあんたは、一緒にいて楽しい、可愛い女を目指したつもりだろ?
あ。あ。あ。
玲都くんでも、
玲都くん自称好きな人コロコロ変えて、
玲都くん男に媚び売って。
涙が溢れ出る。
玲都くんそんなあんたは、ただのゴミ。
玲都くん男を弄んでるだけのカス。
玲都くんそうなんだろ?
そうだったのかもしれない。
玲都くん全部分かってんだよ!!!目ぇ覚ませクソやろう!!!
全部思い出した。
あたしは、玲都くんと昔から友達だった。
それなのに、朱梨が急に仲良くするのが憎かった。
ただの嫉妬だった。
それで、他の人皆にやっていた陰湿な仕打ちを強化した。
わざと目の前で仲良くしたり。
くじ引きで不正して玲都くんの隣になったり。
あたしは、朱梨を壊したかった。
でも、それが仇になってたなんて、気づかなかった。
とっくにばれてたんだ、きっと。
目の前がぐしゃぐしゃになるだけ泣いて泣いて、その後どのくらい経っただろう。
唐突に、被服室の扉が開いた。
「ばぁか。和紙以上に薄くて脆い自称恋心なんてお断りだ」
玲都くんの声。
すると、玲都くんはその手に持ってたストラップをちぎった。
「何が手作りだ。既製品だろ」
そのストラップは、自称手作り、実際既製品。
あたしって、嘘下手なのかな。
「あんたは、まず俺の親友と弄ぶ目的で付き合った」
うん。確かにそう。
「そして、クラスメイト2人とも、薄っぺらい恋をした」
そうだね。
「後！！朱梨、こいつのナゲットの話、嘘だかんな！！」
そう。ナゲットあーんしたなんて言ったけど、嘘。
皆、あたしの素性を知っている。
つまりそういうこと。
「最後。蕾花、あの契約も俺と朱梨を嵌める悪質な手口だな？」
あたしは、玲都くんに、朱梨と話すなと巧く吹き込んだ。
それによって、朱梨を壊した。
あたしは、馬鹿だ。
あたしは、もう変われない。
あたしは、どうせ嘘なしじゃ何も出来ない。
あたしは終わりなんだ…………
「あ！他にも色々話せば長い悪質なことしてるから、裁判かけといた！」
いや待て。
裁判！？
ーーそして3人が高校卒業した後、玲都が勝訴したという噂が流れた。そして、朱梨を見た人は１人もいなかったというーー
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沖莉々 - ありがとうございます！ (2020年4月16日 17時) (
レス) id: dbc529ecee (このIDを非表示/違反報告)
れに - ご参加ありがとうございます！最後の裁判w面白かったです！ (2020年4月14日 23時) (レス) id: 9b35e12516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖莉々 | 作成日時：2020年4月14日 22時
