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「兵長、兵長!!」
調査兵団兵士長のリヴァイさん。
通常はリヴァイ兵長等の名前で親しまれて(?)おり、人類最強と呼ばれる凄い御方!!
そんな兵長に私は昔から憧れていて、ついに念願の調査兵団への入団が決まった。
私がここへ来たのも数年前で…
そして、なんとなんと!!
根っからの兵長厨な私が、兵長とお付き合いすることになったのです!!
その時は嬉しくて嬉しくて、転げ回りましたよ。←
けれど兵長は最近少し素っ気なく、私の片思いを連想させる。
……でも、負けませんよ!!
それに今日は、午後からお休みを戴けました。
だから存分に兵長と……!!
そう思いながら、私は今日も兵長の補佐へ回る。
「兵長、コーヒー淹れましょうか!!」
「いい」
「兵長、こちらの書類、片付けて置きますね!!」
「そこに置いとけ」
「兵長、是非私に構って下さい!!」
「断る」
「兵長…」
「うるせぇ」
「……………(´・ω・｀)」
「可愛い顔しても駄目だ。帰れ」
「可愛いですか!?」
「帰れ。」
これの繰り返し。
私はただ、兵長と話したいだけなんだけどな…
「………邪魔してすみませんでした」
失礼しました、と言って、私は執務室を後にした。
向かう所は唯一つ───
「ハンジさぁああぁん!!!!!」
ハンジさんの部屋。
心がズタズタになった時は、いつもハンジさんの所へ行く。
はっきり言って、ハンジさんの性別も知らない私。←
だけどハンジさんは、私の話を親身になって聞いてくれて…
性別が分からなくても、私はあの人が大好き。
勿論、兵長の次にね。
「あれれ、またリヴァイに虐められたんだ？」
いつもの笑顔で部屋へ招き入れてくれるハンジさん。
兵長も、これくらい優しければいいのになぁ…
「まぁ、話を聞こうじゃないか」
ハンジさんの隣に腰掛けて、私は今日の事を話し始めた。
気付いたら外は暗くなり始めていた。
いつもならハンジさんとの話が終われば、またすぐに兵長の所へ向かうんだけど…
今日は話が長引いちゃった。
こんな中途半端な時間に来られても、兵長迷惑だよね…
「あれ、もうこんな時間かぁ」
「愚痴に付き合わせちゃって、すみませんでした。それじゃ、また!!」
ありがとうございました、と一言付けて、私はハンジさんの部屋を後にした。
「あー、リヴァイ怒ってるかな
あいつの大切な彼女さん、引き留めちゃったしねー。
まぁこれで、
あの子の大切さを思い知ったんじゃないかなー？」
「やっぱり、迷惑だよね…」
私は執務室の前で、迷っていた。
このまま押し掛けるか、今日は諦めて帰るか。
確かに構って欲しいけれど、兵長にこれ以上迷惑かけるのも…
充分考えた末、自室に帰ることを決意。
兵長の補佐は、また明日。
私は踵を返して、一歩踏み出した。
………そのとき、誰かに後ろから腕を掴まれた。
咄嗟の事に固まってしまった。←
「人の部屋の前をウロウロしやがって、謝罪もなしに帰んのか」
この声は…
振り向くと、予想通り兵長の姿。
それに何故か不機嫌そう。
そのまま執務室に無理矢理連れ込まれた。
「あ、あの、兵長──」
「今日はやけにあっさりしてるな」
ボソッと兵長が一言。
「もう、俺を追いかけるのは止めたのか」
今日ハンジさんの部屋に行ったあと、執務室に寄らなかった事を怒ってるのかな？
……だって兵長、追っ掛けられるの嫌がってたくせに。
そんな皮肉を込めて、私は言った。
「…………止めて欲しいんですか」
私の腕を掴む力が、少し強くなった。
そして私に背を向けたまま、低い声で兵長は言う。
「止めて欲しかったら、お前が執務室に来ない事にこんなイライラしねぇよ」
あれ、それってもしかして──
「へ、へいちょ…」
「うるせぇ、さっさとコーヒー淹れろ」
「はいっ」
少し顔を赤くしていたのには、気付かないフリしてあげよう。
ーおまけー
「そう言えば、お前はハンジと仲良くし過ぎだ」
兵長の部屋のベッドの上でゴロゴロしていた私に、兵長はそんなことを仰った。
「それと、ノコノコ俺以外の男の私室に入るんじゃねぇぞ」
「は、はぁ…」
「襲われても知らねぇぞ。まぁ…
俺の部屋も例外じゃねぇけどな」
ぐるっと視界が回る。
気付いたら私の視界に映るのは、天井と兵長の顔で──
ベッドの上で押し倒されている。
両手は両脇で兵長の手により固定されており、逃げられない。
「構って欲しかったんだろ」
確かにそうですけど、何か意味が違います!!
私が必死に訴えても、意地悪な笑みしか返って来ない。
「お前の恋人として、俺が一から躾てやる」
次の瞬間、私の視界は大好きな兵長の顔でいっぱいになった。
ーendー
調査兵団兵士長のリヴァイさん。
通常はリヴァイ兵長等の名前で親しまれて(?)おり、人類最強と呼ばれる凄い御方!!
そんな兵長に私は昔から憧れていて、ついに念願の調査兵団への入団が決まった。
私がここへ来たのも数年前で…
そして、なんとなんと!!
根っからの兵長厨な私が、兵長とお付き合いすることになったのです!!
その時は嬉しくて嬉しくて、転げ回りましたよ。←
けれど兵長は最近少し素っ気なく、私の片思いを連想させる。
……でも、負けませんよ!!
それに今日は、午後からお休みを戴けました。
だから存分に兵長と……!!
そう思いながら、私は今日も兵長の補佐へ回る。
「兵長、コーヒー淹れましょうか!!」
「いい」
「兵長、こちらの書類、片付けて置きますね!!」
「そこに置いとけ」
「兵長、是非私に構って下さい!!」
「断る」
「兵長…」
「うるせぇ」
「……………(´・ω・｀)」
「可愛い顔しても駄目だ。帰れ」
「可愛いですか!?」
「帰れ。」
これの繰り返し。
私はただ、兵長と話したいだけなんだけどな…
「………邪魔してすみませんでした」
失礼しました、と言って、私は執務室を後にした。
向かう所は唯一つ───
「ハンジさぁああぁん!!!!!」
ハンジさんの部屋。
心がズタズタになった時は、いつもハンジさんの所へ行く。
はっきり言って、ハンジさんの性別も知らない私。←
だけどハンジさんは、私の話を親身になって聞いてくれて…
性別が分からなくても、私はあの人が大好き。
勿論、兵長の次にね。
「あれれ、またリヴァイに虐められたんだ？」
いつもの笑顔で部屋へ招き入れてくれるハンジさん。
兵長も、これくらい優しければいいのになぁ…
「まぁ、話を聞こうじゃないか」
ハンジさんの隣に腰掛けて、私は今日の事を話し始めた。
気付いたら外は暗くなり始めていた。
いつもならハンジさんとの話が終われば、またすぐに兵長の所へ向かうんだけど…
今日は話が長引いちゃった。
こんな中途半端な時間に来られても、兵長迷惑だよね…
「あれ、もうこんな時間かぁ」
「愚痴に付き合わせちゃって、すみませんでした。それじゃ、また!!」
ありがとうございました、と一言付けて、私はハンジさんの部屋を後にした。
「あー、リヴァイ怒ってるかな
あいつの大切な彼女さん、引き留めちゃったしねー。
まぁこれで、
あの子の大切さを思い知ったんじゃないかなー？」
「やっぱり、迷惑だよね…」
私は執務室の前で、迷っていた。
このまま押し掛けるか、今日は諦めて帰るか。
確かに構って欲しいけれど、兵長にこれ以上迷惑かけるのも…
充分考えた末、自室に帰ることを決意。
兵長の補佐は、また明日。
私は踵を返して、一歩踏み出した。
………そのとき、誰かに後ろから腕を掴まれた。
咄嗟の事に固まってしまった。←
「人の部屋の前をウロウロしやがって、謝罪もなしに帰んのか」
この声は…
振り向くと、予想通り兵長の姿。
それに何故か不機嫌そう。
そのまま執務室に無理矢理連れ込まれた。
「あ、あの、兵長──」
「今日はやけにあっさりしてるな」
ボソッと兵長が一言。
「もう、俺を追いかけるのは止めたのか」
今日ハンジさんの部屋に行ったあと、執務室に寄らなかった事を怒ってるのかな？
……だって兵長、追っ掛けられるの嫌がってたくせに。
そんな皮肉を込めて、私は言った。
「…………止めて欲しいんですか」
私の腕を掴む力が、少し強くなった。
そして私に背を向けたまま、低い声で兵長は言う。
「止めて欲しかったら、お前が執務室に来ない事にこんなイライラしねぇよ」
あれ、それってもしかして──
「へ、へいちょ…」
「うるせぇ、さっさとコーヒー淹れろ」
「はいっ」
少し顔を赤くしていたのには、気付かないフリしてあげよう。
ーおまけー
「そう言えば、お前はハンジと仲良くし過ぎだ」
兵長の部屋のベッドの上でゴロゴロしていた私に、兵長はそんなことを仰った。
「それと、ノコノコ俺以外の男の私室に入るんじゃねぇぞ」
「は、はぁ…」
「襲われても知らねぇぞ。まぁ…
俺の部屋も例外じゃねぇけどな」
ぐるっと視界が回る。
気付いたら私の視界に映るのは、天井と兵長の顔で──
ベッドの上で押し倒されている。
両手は両脇で兵長の手により固定されており、逃げられない。
「構って欲しかったんだろ」
確かにそうですけど、何か意味が違います!!
私が必死に訴えても、意地悪な笑みしか返って来ない。
「お前の恋人として、俺が一から躾てやる」
次の瞬間、私の視界は大好きな兵長の顔でいっぱいになった。
ーendー
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琉羽。(プロフ) - きゃぁああぁあ///← 兵長っ///かっこよすぎ/// (2013年9月29日 8時) (
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作者名：零時 | 作成日時：2013年9月27日 16時
