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いじめられてるわけじゃない。家族に愛されてないわけじゃない。



それでも悩んでいる、そういう人もいると思います。



いじめられてなくても、愛されていても、心がボロボロな人もきっといる。



これは、私の自分語りと勝手な解釈です。もっも辛い人なんてたくさんいることは知っています。


それでも──だからこそ、大声で言えない悩みだからこそ、聞いてもらいたいと思いました。



ちっぽけかもしれない。簡単なものかもしれない。



でも、苦しいから。たまに全てをやめたくなるほどに辛いから。



同じ人がいると信じて。



そして、そんな私に居場所を与えてくれた大切なネッ友たちへ。




単刀直入に聞きます。あなたは自分を無力だと思いますか?いてもいなくても関係ないと思いますか?



私は……何度も、そう思いました。好きなことも頑張っていることも、大したものではない。



人に胸を張れる程の才能も力もない。そんな自分に嫌気がさしました。



これは、私の話になってしまいますが──。



私の兄は、頭もよく、運動神経もいい。だけどそれは才能だけでなく努力したからです。



兄は、小さい頃から親の期待を背負って頑張っていました。



親族1の期待の星。それが兄の背負った称号でした。



母は小さい頃から兄に付きっきりでした。晩ごはん中も母は兄の勉強を見ていて、私は結局一人で食べていました。



寝るときも、兄は母と勉強していて、父は仕事で帰りが遅くて、家族の寝室に一人で寝ていました。



まだ小学校低学年の頃はよく友達の家に遊びにいって寂しさを紛らわしていました。


いつもいつも。私は友達の家にお邪魔してばかりで、小学校3年生くらいになったころ、とうとう友達の家に行くことすら躊躇うようになりました。



迷惑なんじゃないか。私は友達を家に呼べないのに、行ってばかりでは駄目なのではないだろうか。



そう思ったら、私は友達の家に行けなくなり、家に引きこもるようになりました。



二人用のバトルカードゲームを一人で二役やったり、トランプを一人で四役やって遊んだり。



玩具を自分でつくって遊んだりもしていました。



そんな私を見て、母はいつも言いました。『あんなつ(仮名)が一人遊びの好きな子で助かったわ。おかげでお母さんはお兄ちゃんに集中できる』と。



……私は、小さい頃から笑顔を作るのが得意で、愛想笑いが一番過ごしやすくて。



その時も笑顔を作って『良い子』をしていました。



幼稚園生の頃、何度も転園を繰り返したおかげとも言えるでしょう。



家族ですら、私の愛想笑いに気付きませんでした。



夜、一人で布団にくるまって泣く夜もたくさんありました。



誰かに相談するのが苦手で、一人で消化するタイプでしたから。



得意の愛想笑いと人付き合いで、学校にも多くの友達がいました。



それでも……心の底から信頼できる友達は少なく、相談するのも苦手な私はいつも一人で泣いていました。



誰かに認めてほしくて、まず勉強を頑張りました。


人並み以上の成績を。先生や友達に、家族に、認めてもらえるだけの学力を。



だけど、どれだけ頑張っても兄には勝てない。友達や先生に誉められても、結局家族のなかではその程度。



運動神経が悪くて、足が遅くて。小1から続けていた水泳が少しだけできるくらいで、部活で専門的にやっている高跳びも人並みもしくはそれ以下。



家族に期待されていないのは幼い頃から分かっていました。



それでも、むしろだからこそ、私は必死に頑張りました。



『頑張るしかない』それが、私の辛いときの口癖でした。



私に胸を張れる才能なんてないんだから、頑張るしかない。



しかし、そのうち、心がミシミシ音をたてるようになったんです……



幼いながらに、このまま心が折れたら、どうなるんだろうと思いました。



辛くて無力で苦しくて悲しくて。夜になると一人、声を圧し殺して泣いてその度に心が悲鳴を上げて。


愛想笑いと本当の笑顔とがごちゃ混ぜになって分からなくなって。



ある日、友達に言われました。



『そういえば、僕、あんなつちゃんの笑った顔しか見たことない』



と。それなりに長い期間一緒にいた友達に言われて、その時も笑って『本当に~?』とか言ったりしました。



私はいつも笑っていました。部活中、あとから来た友達が私よりも高跳びの才能があって、悔しくて悲しくて涙を流したときも。



絶えず笑顔を張り付けて、バレないように、涙を汗と一緒に誤魔化して。



その時、心が折れたと思いました。音をたてて何かが崩れたと。



頑張っても頑張っても追い付けない。追い抜かされていくばかりで何もできない。



家に帰って、自分の部屋で声を上げて泣きました。母が心配して声をかけてきたときも全部聞き流して振り切って背を向けました。



そんな私が立ち直れた理由。それは、ウラツクのネッ友の皆がいたからでした。



皆と話しているときは本当に笑っていられました。



初めて作品を作ったとき、一番始めにコメントをくれた人。ありがとう。尊敬する君にコメントをもらえたとき、凄く嬉しかった。



友達になってもウラツクを離れていってしまった人。悲しかったけど、私と友達になってくれてありがとう。



凄く尊敬している先輩たち。いつも勉強させて頂いてます。



どんどん成長して上手くなってくる後輩たち。今では私が後輩たちから多くのことを学ばせてもらっています。



趣味があうといって声をかけてくれた人たち。好きなアニメやキャラクターについて話してるとき、とても楽しかったよ。



皆がいてくれたから、私は私でいられた。現実でも、友達をウラツクに誘ったりして、毎日楽しく過ごせています。



完璧に立ち直れた訳ではないけれど、皆が私に居場所をくれた。



本当にありがとう。大好きだよっっ!!



これからも、どうかよろしくお願いいたします!



そして─私と同じように悩んでいるそこのあなた。



未来は必ずしも明るい訳ではないけれど、自分にとって大切なもの、自分を大切にしてくれる人に出会えれば、それはきっと明るい未来に繋がっていると思います。



たとえ心が折れてしまっても、支えてくれる誰かがいればきっと立ち直れる。



悩みを打ち明けなくても、痛みを吐き出さなくても、自然と本当の笑顔を浮かべられる日があなたに訪れますように──。

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ほしぽん - 感動した・・・。 (2020年10月18日 17時) (レス) id: 3706023b2c (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - おつ2さん» 初めまして。自殺しようとしてたんですか!?でも……立ち直れたようで良かったです!味方だと言っていただき、本当にありがとうございます。 (2020年10月17日 11時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - 哀雨@喜晴さん» 初めまして。私も人に相談するのは苦手です……今回、始めて吐き出した気持ちでした。こんな作品を見つけていただき、ありがとうございます!そして、暖かいお言葉、本当に嬉しいです。ありがとうございます (2020年10月17日 10時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2 - 初コメ失礼します。あんみつさんの気持ち良く分かります。才能だけで人を判断して私ねいじめ受けてたのジ殺仕掛けた時に私はヨウツベに出会ってから占いツクに出会って段々人を信用することが出来た。あんみつさん無理しないで!私は、あんみつさんの味方だよ! (2020年10月16日 18時) (レス) id: e7282832ce (このIDを非表示/違反報告)
哀雨@喜晴(プロフ) - 初コメ失礼します。私、人に相談するのは苦手なんですけど、相談されるのは得意なんです。しっかりと周りに感謝できて、耐えてきたあなたは本当に素晴らしいと思います。これからも負けずに、我慢しすぎず頑張ってください!私が言えることではありませんが、応援します (2020年10月15日 21時) (レス) id: 44f7aae343 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんなつ♪ | 作成日時:2020年10月11日 12時

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