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戯言スピーカーという曲を聴き衝動的に書き殴りました。


死ネタではありません。微シリアス入れたほのぼのだと思います。
戯言スピーカー 鏡花


初めて見た希望は全部、ひとつ、ひとつ潰された。


それでも、私は希望を望んだ。


闇に咲く花は、光に恋い焦がれ枯れる。


そう分かっていても、私は光を望んだ。



私は消える。もう、誰も傷つけたくないから。


『鏡花ちゃん!』


誰にも言わずに、闇に朽ち果てる。


『人は誰かに生きてて良いよと言われなければ生きていけないんだ!』


そうすれば貴方は 気付かないから。



彼の光は、私に希望を見せた。


闇に生きる私に、光を、明るい世界を。


だから私は、彼を守りたい。


彼が目覚めて、私はいない。それでいい 。


でも彼がくれた光は、決して忘れない。



私の所為で傷を負う彼に「会いたい」だなんて 思っちゃいけない。


貴方の好きな、横浜を守りたい。


さよなら、幸せ、でした。

        

「・・・か、ん?鏡花ちゃん!」


「・・・ッ!」


「大丈夫?魘されてたけど。」


「・・・大丈夫。」


「本当?」


「夢、見ていただけ。」


「それなら良いけど・・・」


「・・・心配性。」


「なっ・・・もう、鏡花ちゃんは・・・」


「・・・おやすみ。」


「うん、おやすみ。」



茶漬けが好きで、猫とカメレオンが好き。


自分と昔いた孤児院が嫌い。


もっと知ってみたい、貴方の事。初めて思った。


もし、私を。


貴方を、探偵社を傷つけて、何人も殺した私を許してくれるのなら・・・


ずっと、隣にいてほしい。「私」は「貴方」で出来た「私」だから。





ーその後ー


敦視点



「ねぇ・・・ねぇ。」



鏡花ちゃんの声に目を覚ますと、炊きたてご飯の匂い。



「あ、鏡花ちゃん・・・」


「・・・時間。」



そう言われて時計を見ると、出社時間1時間前。


此処から探偵社まで20分。支度を考えると・・・



「ウワァッ!急がないと!」


「・・・朝ご飯、茶漬け。」


「ありがとう!」


大急ぎで茶漬けを掻き込み、着替えを済ませる。



「ネクタイ。」


「あ、忘れてた・・・」


「・・・?」


やっぱり、



「鏡花ちゃんが隣にいると、頼もしいな。」


「・・・も・・・」


「ん?」


「何でもない。急ごう。」



”私も貴方がいると頼もしい”



「遅いぞ小僧!2分10秒の遅刻だ!!」


「まぁまぁ国木田くん、怒るとシワが増えるよ〜?笑顔笑顔!」


「もう騙されん、嘘だろう!?」


「え、シワ関係なく笑顔は大zギャァァァア!!」


「春野っち〜ビー玉とって。」


「はい乱歩さん。」


「国木田さーん、この事件なのですが・・・」


「あの、ナオミ・・・離して、」


「お兄様〜!」


「あはは・・・」


「・・・ふふっ、」

こんな平和な日々が、続くと良いな。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 泉鏡花 , 短編   
作品ジャンル:その他
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作者名:alternate | 作成日時:2016年8月20日 15時

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