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こんにちは、羽瑠です。
ふと思いついて、衝動書きをしました。
文が乱れているかもしれません。
前世の記憶のある夢主と司くんの恋物語です。
※一応読みきりです。
※話が思いつき次第小説にするかもしれません。
.こんにちは、羽瑠です。
ふと思いついて、衝動書きをしました。
文が乱れているかもしれません。
前世の記憶のある夢主と司くんの恋物語です。
※一応読みきりです。
※話が思いつき次第小説にするかもしれません。
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「初めまして、」
転校してきた、
硝子玉のような丸い瞳に艶やかな黒髪を持った少女は、
前世で関わりのあった、彼女だった。
「＿＿＿＿＿＿＿＿司様？」
「YOU、さん………」
ーーーーーーーーーー
時を遡り、＿＿＿時代。
私 の仕えていた由緒正しき家柄である朱桜家は、栄えておりました。
私はそこで、一端の召使いとして仕事をしておりました。
とあることをきっかけに、朱桜家の御子息である、朱桜司様と何度か関わる機会があったのです。
そして、私は彼の人柄、雰囲気、笑顔………様々な所に
惹かれていってしまいました。
身分違いな恋をしてしまったのは十分承知致しております。
…ですがそれは、司様も同じでした。
あの時、私は縁側で一人佇む司様をお見かけしてお声を掛けたのです。
「司様、そろそろお部屋にお戻りになられた方が…………」
「……YOUさん。」
私の方に振り向いて、真剣な表情で私を見つめる司様。
月明かりが辺りをぼうっと照らしている初夏の夜のことでした。
「……はい。なんでございましょう。」
"＿＿＿＿＿月が、綺麗ですね"
そう言って、微笑む司様。
……私はとても嬉しゅうございました。
直接言葉に出来なくとも、結ばれることは永遠に無くとも、司様と私は同じ気持ちだったのです。
嗚呼、私の涙腺はいつからこんなにも緩くなってしまったのでしょう。
涙が止まることを知りません。
「そう、でございますね。」
"……このまま、時が止まってしまえばいいのに"
「………そうですね。」
嗚呼、YOUさん。
そんな顔をしないでください。
貴女を泣かせたいがために、言った訳ではないのだから。
今だけ、今だけでいいから貴女との幸せなこの時間を感じていたい。
心の中でYOUさんが好きだと叫んでいるこの気持ち。
今世で、表に出ることはきっと一生無いのでしょう。
だから、少しだけでいいから
＿＿＿＿＿＿＿＿来世に期待させてください。
ーーーーーーーーーー
前世の記憶がある、二人の男女。
身分違いの報われない恋から一転、今世では同級生となった彼ら。
高校生らしい、甘酸っぱくほろ苦い恋なんてものではないけれど、
それでも今度こそ、貴方と共に過ごしたい。
共に人生を歩みたい。
「っ、YOUさん！！」
「＿＿＿司くん！」
『私の想い、あなたに届け』
.
"司様"
"？どうなさったのですか？"
"いいえ、お名前を呼んだだけです"
"！……ふふ、そうですか。では、"
"？？"
"YOUさん"
"！！……うふふ、どうなさいましたか、司様"
"いいえ、ただ名前を呼んだだけですよ"
.
2018/3/21 羽瑠.
「初めまして、」
転校してきた、
硝子玉のような丸い瞳に艶やかな黒髪を持った少女は、
前世で関わりのあった、彼女だった。
「＿＿＿＿＿＿＿＿司様？」
「YOU、さん………」
ーーーーーーーーーー
時を遡り、＿＿＿時代。
私はそこで、一端の召使いとして仕事をしておりました。
とあることをきっかけに、朱桜家の御子息である、朱桜司様と何度か関わる機会があったのです。
そして、私は彼の人柄、雰囲気、笑顔………様々な所に
惹かれていってしまいました。
身分違いな恋をしてしまったのは十分承知致しております。
…ですがそれは、司様も同じでした。
あの時、私は縁側で一人佇む司様をお見かけしてお声を掛けたのです。
「司様、そろそろお部屋にお戻りになられた方が…………」
「……YOUさん。」
私の方に振り向いて、真剣な表情で私を見つめる司様。
月明かりが辺りをぼうっと照らしている初夏の夜のことでした。
「……はい。なんでございましょう。」
"＿＿＿＿＿月が、綺麗ですね"
そう言って、微笑む司様。
……私はとても嬉しゅうございました。
直接言葉に出来なくとも、結ばれることは永遠に無くとも、司様と私は同じ気持ちだったのです。
嗚呼、私の涙腺はいつからこんなにも緩くなってしまったのでしょう。
涙が止まることを知りません。
「そう、でございますね。」
"……このまま、時が止まってしまえばいいのに"
「………そうですね。」
嗚呼、YOUさん。
そんな顔をしないでください。
貴女を泣かせたいがために、言った訳ではないのだから。
今だけ、今だけでいいから貴女との幸せなこの時間を感じていたい。
心の中でYOUさんが好きだと叫んでいるこの気持ち。
今世で、表に出ることはきっと一生無いのでしょう。
だから、少しだけでいいから
＿＿＿＿＿＿＿＿来世に期待させてください。
ーーーーーーーーーー
前世の記憶がある、二人の男女。
身分違いの報われない恋から一転、今世では同級生となった彼ら。
高校生らしい、甘酸っぱくほろ苦い恋なんてものではないけれど、
それでも今度こそ、貴方と共に過ごしたい。
共に人生を歩みたい。
「っ、YOUさん！！」
「＿＿＿司くん！」
『私の想い、あなたに届け』
.
"司様"
"？どうなさったのですか？"
"いいえ、お名前を呼んだだけです"
"！……ふふ、そうですか。では、"
"？？"
"YOUさん"
"！！……うふふ、どうなさいましたか、司様"
"いいえ、ただ名前を呼んだだけですよ"
.
2018/3/21 羽瑠.
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作者名：羽瑠 | 作成日時：2018年3月21日 21時
