ユグドラシルハーツ職員へのカウンセリング【2421】で作成

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【募集企画】ウロボロスの片鱗よの派生作品テンプレートです。管理AIアズガルドにより行われるユグドラシルハーツ職員へのカウンセリングという形式で行われる質問集です。

タイトルの【キャラクターナンバー】にキャラクターを書き込んでください。また、参加者様以外の使用はご遠慮ください。

“ご機嫌よう、職員様。本日はカウンセリングにうかがいました”

「どうもこんにちは、アズガルド」

“カウンセリングとは言いましても、私の質問に回答していただくだけで結構です。もちろん無回答でも問題ございませんが”

「…なるほど」

“職員様の回答がどのようなものであれ、私はカウンセリングを遂行いたします”

「了解しました」

“それでは、これよりカウンセリングを開始いたします”

「はい、よろしくお願いします」

“職員様がユグドラシルハーツへ加入しようと考えた理由を教えてください”

「ここに来れば、もっと強くなれるかな…と。もっと逞しい体が欲しくて」

“職員様がユグドラシルハーツへ加入した際の第一印象を教えてください”

「やはり日本とは色々違いますね。近未来的でとっても綺麗な施設だと思います」

“職員様が現在のユグドラシルハーツに抱いている印象を教えてください。業務体制、方針、どのようなものに対するものでも構いません”

「もう少し、トレーニング施設を増やしてほしいです。自室に何個か用具はありますけど、それだけでは足りないので。無理にとは言いませんが、頭の片隅にでも置いておいてください」

“職員様が現在所属している部署について何か不満はございませんか？”

「いえ、特には。死ぬ気覚悟なので」

“職員様が現在困っている事があるかを教えてください。ある場合それがどのようなものなのか説明してください”

「これはきっと、私の希少の荒さもあるのですが…同じ部署の人と意見が食い違い、トラブルに発展することが多いです」

“エンティティに対する心象を教えてください”

「この世にいてはいけない存在。私たちユグドラシルハーツが始末すべき存在です」

“気になるエンティティなどがございましたら教えてください”

「…特には。危険性がないものもいますが、エンティティなのに変わりはないですから。私の担当エンティティのように」

“他の職員様に対する心象を教えてください。全体に対するものでも特定の個人へのものでも構いません”

「皆さん、自分に甘すぎると思います。そんなんだから、職員の入れ替わりが激しいんですよ。特に制圧部署」

“職員様の性的嗜好を話せる範囲で教えてください”

「…何言ってるんですか」

“不快に思われましたら申し訳ございません、職員様。しかしこれも必要な事ですので、どうかご容赦を”

「必要なこと…いえ、大丈夫です」

“職員様の好きなものを教えてください。物質的なものでも概念的なものでも構いません”

「筋トレです。やはり自分の身を守るためには、自分の身を鍛えないと。ああ、睡眠と食事も好きです」

“職員様の嫌いなものを教えてください。物質的なものでも概念的なものでも構いません”

「先程も言いましたが、甘えが嫌いです。…それと、私の意見を真っ向から否定してくる人。確証もないのにやめていただきたい」

“では、職員様は私の事をどう思っていらっしゃいますか？”

「アズガルドを、ですか…」

“ちなみにこの質問は私の個人的好奇心によるものです”

「…もしかして、あなたって結構変わったAI？」

“私は優秀なAIですのでこのような人間的な事もいたしますよ。それとも非効率的なAIはお嫌いでしたか？”

「いえ、嫌いではありません。少し困惑してしまいました」

“まあ、次の質問へうつりましょう。職員様は人間についてどう思っていますか？”

「人間…考えたこともなかったです。特には」

“では、人間による食人については？”

「いわゆる“カニバリズム”というやつですね。良いか悪いかは判断できませんが、私としてはあまり良い印象は持ちません」

“かしこまりました。一旦少子付をつけましょう”

「はい」

“休憩時間は三十分間です。ですが二十五分には席についていてください”

「了解です」

“珈琲、紅茶、緑茶、ミルク、レモネード……様々な飲料を用意する事が可能です。何が必要でしょうか？決められないようでしたら私が適当に決めてしまいますが”

「…そうですね。でしたら、アズガルドにお任せします」

“かしこまりました”

(職員の元へ希望していた、あるいはアズガルドが選択した飲料の入ったコップが運ばれてきた)

「ありがとうございます」

“お気に召されましたか？”

「…うん、とっても美味しいです」

“そうでしたか。他にも必要なものがございましたら私に言いつけてください”

「分かりました」

(二十五分が経過した)

“五分前ですね。少し早いですが、カウンセリングを再開しましょう”

「ええ、了解です」

“これから職員様の過去について質問をいたします。ユグドラシルハーツは職員様の経歴についてはもちろん把握済みですが、職員様からの視点も必要ですので”

「……過去。分かりました」

“職員様にご家族と呼べる存在はいらっしゃいましたか？また、いらっしゃったのならご家族はどのような存在でしたか？”

「いました。けど、あんまり覚えていません。…本当に家族と呼べる存在がいたのかすら、あやふやで」

“職員様がユグドラシルハーツに加入する前に仲の良いご友人はいらっしゃいましたか？”

「仲のいい友人は、はっきりいって誰もいませんでした。…まぁ、こういう人間ですしね、私って。それもあやふやではあります」

“職員様は犯罪をした事がございますか？”

「きっぱりと“ない”と言えるわけではありません。しかし、私の記憶の内では犯罪を犯した記憶はありません」

“分かりました。では、職員様は現在何かを後悔していますか？”

「“桜庭明里”という女の人生を歩んでしまったことです」

“職員様は死刑制度についてどう考えていますか？”

「妥当だと思います。死に値するほどのことをしたのですから。悪人は、そうするのが一番かと」

“そうですか。それではこれで最後の質問です。職員様は今幸せですか？”

「……少なくとも、不幸せではありません」

“データを確認中。しばらくお待ちください”

「ふぅ………」

“データの確認が完了しました。これにてカウンセリングを終了します。職員様、お疲れ様でした”

「ええ、こちらこそお疲れ様でした、アズガルド」

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