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こんにちは。

ここは鮎が贈る勇者の元仲間のお話し。

変な弓使い(アーチャー)が営む薬屋での独白。

さあ、いらっしゃい。
*****

『優しい君へ贈る唄』

*****

僕はふと空を見上げる。

いつ見ても美しいこの空は、それでも僕の心を満たしてはくれないんだ。

一番心に残る空は、皆とパーティー組んで旅してた頃。

勇者一行という自覚もなく、ただわいわいふざけあって旅してた頃の事だ。

勇者の彼とこんな風に空を見てた。

あの日の空が一番美しかった。

……今は、もう君に会えないけど

寂しく何てないんだよ

…………哀しくなんて、ないんだよ

*****

僕の家は、国に与えられた小さな一軒家。

元々薬剤師だった僕はすぐに薬草を作って売った。

アーチャー……弓使いと薬剤師は切っても切れない関係だ。

弓の(ヤジリ)に付ける薬は店で買うと高いが、自分で作ると安上がりですむ。

旅してた頃の経験が、今も僕を助けてくれる。

……僕には目標がある。

だからここで静かにひっそりと暮らしているんだ。

いつか皆が来てくれることを願っているから

(でもどこかで分かってる。
彼はもういないって理解してる)

「あれ?
いらっしゃい、今日はどんな薬がほしいのかな?
ここには色々揃ってるよ。」

ここは変な僕の作った『変な薬屋』。

店主は変だが品質には自信があるよ。

もしもあなたが薬を求めてるのなら

良かったね、あなたは当たりを引いた。

さあ、こんな薬はいかがかな?

fin.

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設定タグ:オリジナル , 勇者一行 , 薬屋   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
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作者名:鮎(元セリスタ) | 作成日時:2017年12月4日 5時

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