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レジスタンス───権力などに対する抵抗
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堕天使、ヘイツ・アプシュトエライ、
智天使、クロック・フランゲル。
上記二名の生い立ちをすごく大まかに書いた。
レジスタンス───権力などに対する抵抗______________________________
堕天使、ヘイツ・アプシュトエライ、
智天使、クロック・フランゲル。
上記二名の生い立ちをすごく大まかに書いた。
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〜現在から150年くらい前！！！〜
ヘイツとクロックは同時期に作られた天使。特性の影響で全然同僚の天使と仲良くなれなかったクロックだが、ヘイツだけは特性で相殺されたので仲良くなった。
クロック的には一人でも大丈夫っちゃ大丈夫だったが、ヘイツからしたらいつもぼっちで本ばっか読んでるクロックは心配でしかなかった。つまるところお節介。
ヘイツは、小学生みたいに「友達になろう」とか言い出す始末。
そんなこんなあって、ちょくちょく一緒に過ごすようになった天使ズ。
強い意志による善意と正義心を持つヘイツ、波乱を鎮める運命操作が可能なクロックは
天使としてよく評価され、階級が昇華した日なんかは、仲良く一晩中祝って明かす事もあった。
この頃は、二人とも純真な気持ちで支配神を信仰していた。
〜ざっと60年くらい経って〜
二人も中位の天使になり、まあまあ先輩になってきた頃。クロックが「支配神様が好きすぎてやばい…」みたいな相談をしてくる。
この件でヘイツが（天使はみんな神の事が好きなのに、こんなにめちゃくちゃ大好きになる奴いないな…あれ？そもそもなんで天使って必ずみんな神が好きで神に忠実なんだ？？）って疑問を抱いた。
それで上位天使に頼み込んだりアカシックレコードにアクセスして探りを入れようとしていたりした（ことごとく失敗した）所、フィノーがヘイツにのみコソッと教えてくれた。
しかしその内容が「天使は私に洗脳されてるからだ」って感じだった。これはショック。ついでにここで彼だけ洗脳（便宜）が解かれた。
後日クロックもヘイツ伝でこれを知った。これが後の悩みの種になる。
それを境に、二人は天のやり方に様々な疑問を覚えていくようになる。仕事の片手間に調べを進めるほど納得いかない事は色々出てきたが、とくに二人が気に入らなかったのが「善く生きた者の魂を粘土細工のようにくっつけて、器に押し込んで、自身は幸福な信徒だと洗脳し、神が気に入らなければ切り捨て消される天使が最上の救いである事」だった。
そのまま20年くらいするとクロックの病状が悪化して、神に気に入られようと、酒や宝を貢ぐようになった。でも神はクロックがそんなに好きじゃない（つまらないので）から面白いくらい相手にされないし、本人も「こんなに支配神様が好きだけどこれあたしの意志じゃないのかな〜こわいな……；；」みたいな感じだし、ヘイツ視点では加えて、洗脳が解けた状態で見る天は思考能力のない異形のオンパレードだしで、精神すり減るね。
そんなこんなで10年経つと、優秀な二人はあっという間に中位天使の中で最高ランクの主天使になるんだが、今回だけはいつもの宴は開かれなくて、それでも逆らって消されたらどうしようもないので、天使の仕事だけはしっかりやっていた。
二人から笑顔が枯れて、その後10年すると、この調子なら二人は今夜には上位天使になれるって流れになってきた。んだけど。
その日の二人の仕事帰りの夕暮れに、ヘイツが消えかかってる黒い猟犬を見つけて。こいつは魔女の使い魔みたいなものだから天使としては退治しなきゃいけない訳だけど、今まで神の命令のままに、悪魔を無差別に裁きだ罰だと攻撃してきたが、それは間違ってると思う気持ちが爆発してしまい、この犬を助けてしまう。
犬が「自分は元々墓守をしていた。しかし近年は天使の戦争ごっこのサンドバッグが仕事のようなものだ。仲間はまだ生きているはずだから助けてやってほしい。」って言うものだからヘイツ激おこ。同時にとても悲しくなった。
犬の体は崩れた泥団子のようで、もう助からないのは明白と思われたが、幸いにも（？）彼の右目はなく、眼窩だけが広がっていたので、そこから犬の魂を取り込む事で助けた。犬が欲を言うなら目も嵌めてくれと願うので嵌めると、犬が混じったような見た目になった。
で、このまま帰るとヘイツは消される事は確定したけど、それよりも死ぬほど神に従いたくなかったので、地に降りて番犬に翼を噛みちぎらせて無理矢理堕天した。
一方そのころクロックは、自称友人があっさり遠くに消えちゃって鬱。中位ならまだしも、上位天使は天に常駐しておくものなので、一応人間界には行けるが地には降りられない。それを知ろうがどうしようもなく、月明かりに祝福されながら翼を落とし上位天使になる。
なんかどうしようもなくなったので、神を憎むことも大好きだと思うのも諦め、ただの同僚はかつての同僚であり、だからどうという事もないと割り切り、随分と進歩した人類の娯楽にのめり込むようになった。
洗脳は解けないが。
その後ヘイツは魔王に拾われて、傲慢とも取れる闇雲な正義心で優秀な番犬に。本当の救いは何か、自分の行いはヒーローのそれになれているか等を模索する日々。
クロックは上位の中堅くらいの天使に昇格して翼も四枚貰って、今や柱天使の信仰の座に就いている。あと魔王を推す事にした。ただ神に近づきすぎて人間に視認してもらえなくなりアニメイトに略。
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特性=生まれ持った能力や暗示。大アルカナで運命的な傾向を表している。或いは、そう分類されている。
小アルカナで現在の性質的な傾向を表しているものもついでに記載。こっちは特性とは関係ないけど、なんかパッと見がかっこいい。
ヘイツの特性：何事にも馴染みやすく、信頼が置かれ、様々な視点に立つ事ができる傾向にある。
─正義/♧K
協調性、公正、均衡、善意、慈善などを意味する。/挑戦、前進のスート。決断、情熱、誠実、正直などを意味する。
クロックの特性：対人関係が上手く行きづらいが、周囲の物事が平穏に動く傾向にある。
─運命（逆位置）/♡8
マンネリ、繰り返し、別れ、解放などを意味する。/愛、幸福のスート。過去との決別、失望、断念などを意味する。
階級=ジョブのランク。下位、中位、上位の三つに分けられていて、それぞれの位にまた三つずつ上下の分類がある。
階級が上がる（=神に優れた天使であると認められる）と、ドールのストッパーが外れ、成熟した人間のような姿になれたり、下級の天使に権力を行使できたり、仕事内容が増えたり、神に近づいたりする。詳細は割愛。
アカシックレコード=世界の全てが記録されているという場所。内部には神だけが自由にアクセスできる。また、二次元と三次元の橋渡しの役割も担っていたりする。
=カタリテ（ナレーター）。
ドール=神が作った身体。主に天使に与えられる。中身の機能や能力の抑圧が行える。脳には事前に天使としての基礎的な情報が組み込まれている。また、ドールひとつにつき、魂一個が容量として設計されている。
天使=特別善く生きてきた人間の魂を4〜7個くっつけて、人格が混濁し身体も崩壊して正気を失い、唯一明瞭な指示をくれる神に忠実になったら完成する駒。ごくたまに人格がはっきりしている者や、身体を崩壊させずに完成される者も出る。
身体を取り上げればやがて砂になる。それを世界の何かしらのエネルギーとして還元する事もできる。
下位は人間の魂を天へ運ぶ事、中位は悪魔と戦う事、上位は神に奉仕する事が大まかなメインお仕事。
天使は漏れなくみんな幸福なので、人類はこれになって救われる事が指標であり幸福。神がある限り全ては幸福。
柱天使=下位〜上位のどの天使の呼称でもなく、神に認められた本当に優秀な天使に与えられる席であり、称号のようなもの。
七元徳に沿った七種類の席があり、何かしらの要因で欠員が出る度、適切と思われる天使が選ばれる。
〜現在から150年くらい前！！！〜
ヘイツとクロックは同時期に作られた天使。特性の影響で全然同僚の天使と仲良くなれなかったクロックだが、ヘイツだけは特性で相殺されたので仲良くなった。
クロック的には一人でも大丈夫っちゃ大丈夫だったが、ヘイツからしたらいつもぼっちで本ばっか読んでるクロックは心配でしかなかった。つまるところお節介。
ヘイツは、小学生みたいに「友達になろう」とか言い出す始末。
そんなこんなあって、ちょくちょく一緒に過ごすようになった天使ズ。
強い意志による善意と正義心を持つヘイツ、波乱を鎮める運命操作が可能なクロックは
天使としてよく評価され、階級が昇華した日なんかは、仲良く一晩中祝って明かす事もあった。
この頃は、二人とも純真な気持ちで支配神を信仰していた。
〜ざっと60年くらい経って〜
二人も中位の天使になり、まあまあ先輩になってきた頃。クロックが「支配神様が好きすぎてやばい…」みたいな相談をしてくる。
この件でヘイツが（天使はみんな神の事が好きなのに、こんなにめちゃくちゃ大好きになる奴いないな…あれ？そもそもなんで天使って必ずみんな神が好きで神に忠実なんだ？？）って疑問を抱いた。
それで上位天使に頼み込んだりアカシックレコードにアクセスして探りを入れようとしていたりした（ことごとく失敗した）所、フィノーがヘイツにのみコソッと教えてくれた。
しかしその内容が「天使は私に洗脳されてるからだ」って感じだった。これはショック。ついでにここで彼だけ洗脳（便宜）が解かれた。
後日クロックもヘイツ伝でこれを知った。これが後の悩みの種になる。
それを境に、二人は天のやり方に様々な疑問を覚えていくようになる。仕事の片手間に調べを進めるほど納得いかない事は色々出てきたが、とくに二人が気に入らなかったのが「善く生きた者の魂を粘土細工のようにくっつけて、器に押し込んで、自身は幸福な信徒だと洗脳し、神が気に入らなければ切り捨て消される天使が最上の救いである事」だった。
そのまま20年くらいするとクロックの病状が悪化して、神に気に入られようと、酒や宝を貢ぐようになった。でも神はクロックがそんなに好きじゃない（つまらないので）から面白いくらい相手にされないし、本人も「こんなに支配神様が好きだけどこれあたしの意志じゃないのかな〜こわいな……；；」みたいな感じだし、ヘイツ視点では加えて、洗脳が解けた状態で見る天は思考能力のない異形のオンパレードだしで、精神すり減るね。
そんなこんなで10年経つと、優秀な二人はあっという間に中位天使の中で最高ランクの主天使になるんだが、今回だけはいつもの宴は開かれなくて、それでも逆らって消されたらどうしようもないので、天使の仕事だけはしっかりやっていた。
二人から笑顔が枯れて、その後10年すると、この調子なら二人は今夜には上位天使になれるって流れになってきた。んだけど。
その日の二人の仕事帰りの夕暮れに、ヘイツが消えかかってる黒い猟犬を見つけて。こいつは魔女の使い魔みたいなものだから天使としては退治しなきゃいけない訳だけど、今まで神の命令のままに、悪魔を無差別に裁きだ罰だと攻撃してきたが、それは間違ってると思う気持ちが爆発してしまい、この犬を助けてしまう。
犬が「自分は元々墓守をしていた。しかし近年は天使の戦争ごっこのサンドバッグが仕事のようなものだ。仲間はまだ生きているはずだから助けてやってほしい。」って言うものだからヘイツ激おこ。同時にとても悲しくなった。
犬の体は崩れた泥団子のようで、もう助からないのは明白と思われたが、幸いにも（？）彼の右目はなく、眼窩だけが広がっていたので、そこから犬の魂を取り込む事で助けた。犬が欲を言うなら目も嵌めてくれと願うので嵌めると、犬が混じったような見た目になった。
で、このまま帰るとヘイツは消される事は確定したけど、それよりも死ぬほど神に従いたくなかったので、地に降りて番犬に翼を噛みちぎらせて無理矢理堕天した。
一方そのころクロックは、自称友人があっさり遠くに消えちゃって鬱。中位ならまだしも、上位天使は天に常駐しておくものなので、一応人間界には行けるが地には降りられない。それを知ろうがどうしようもなく、月明かりに祝福されながら翼を落とし上位天使になる。
なんかどうしようもなくなったので、神を憎むことも大好きだと思うのも諦め、ただの同僚はかつての同僚であり、だからどうという事もないと割り切り、随分と進歩した人類の娯楽にのめり込むようになった。
洗脳は解けないが。
その後ヘイツは魔王に拾われて、傲慢とも取れる闇雲な正義心で優秀な番犬に。本当の救いは何か、自分の行いはヒーローのそれになれているか等を模索する日々。
クロックは上位の中堅くらいの天使に昇格して翼も四枚貰って、今や柱天使の信仰の座に就いている。あと魔王を推す事にした。ただ神に近づきすぎて人間に視認してもらえなくなりアニメイトに略。
______________________________
特性=生まれ持った能力や暗示。大アルカナで運命的な傾向を表している。或いは、そう分類されている。
小アルカナで現在の性質的な傾向を表しているものもついでに記載。こっちは特性とは関係ないけど、なんかパッと見がかっこいい。
ヘイツの特性：何事にも馴染みやすく、信頼が置かれ、様々な視点に立つ事ができる傾向にある。
─正義/♧K
協調性、公正、均衡、善意、慈善などを意味する。/挑戦、前進のスート。決断、情熱、誠実、正直などを意味する。
クロックの特性：対人関係が上手く行きづらいが、周囲の物事が平穏に動く傾向にある。
─運命（逆位置）/♡8
マンネリ、繰り返し、別れ、解放などを意味する。/愛、幸福のスート。過去との決別、失望、断念などを意味する。
階級=ジョブのランク。下位、中位、上位の三つに分けられていて、それぞれの位にまた三つずつ上下の分類がある。
階級が上がる（=神に優れた天使であると認められる）と、ドールのストッパーが外れ、成熟した人間のような姿になれたり、下級の天使に権力を行使できたり、仕事内容が増えたり、神に近づいたりする。詳細は割愛。
アカシックレコード=世界の全てが記録されているという場所。内部には神だけが自由にアクセスできる。また、二次元と三次元の橋渡しの役割も担っていたりする。
=カタリテ（ナレーター）。
ドール=神が作った身体。主に天使に与えられる。中身の機能や能力の抑圧が行える。脳には事前に天使としての基礎的な情報が組み込まれている。また、ドールひとつにつき、魂一個が容量として設計されている。
天使=特別善く生きてきた人間の魂を4〜7個くっつけて、人格が混濁し身体も崩壊して正気を失い、唯一明瞭な指示をくれる神に忠実になったら完成する駒。ごくたまに人格がはっきりしている者や、身体を崩壊させずに完成される者も出る。
身体を取り上げればやがて砂になる。それを世界の何かしらのエネルギーとして還元する事もできる。
下位は人間の魂を天へ運ぶ事、中位は悪魔と戦う事、上位は神に奉仕する事が大まかなメインお仕事。
天使は漏れなくみんな幸福なので、人類はこれになって救われる事が指標であり幸福。神がある限り全ては幸福。
柱天使=下位〜上位のどの天使の呼称でもなく、神に認められた本当に優秀な天使に与えられる席であり、称号のようなもの。
七元徳に沿った七種類の席があり、何かしらの要因で欠員が出る度、適切と思われる天使が選ばれる。
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作者名：しょこら | 作成日時：2020年12月24日 22時
