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『山越え 空飛び その先は』
[超高校級のパイロット 卯翠風 処刑執行]
一片のメモと、一人乗りの飛行機。
これは何を意味するのだろう。
メモを見る。
小さな文字で『この山を越えた先に、あなたの母親がいます。』と書いてある。
それを見た途端、風は即座に飛行機に乗り、エンジンをかけた。
目の前の山は、恐ろしいほど高い。でも、そんなのは気にしない。
ーー母さんはあたしを裏切った。でも、それは何でなのか、聞かなきゃ。
その想いを糧に、飛行機を動かす。
前へ進む。
すると突然、前方から槍が飛んできた。
避けきれない。槍が1本、風の肩に刺さる。
でも、風は飛行機を飛ばし続ける。
すると、次は後方から矢が飛んできた。
背中に大量の矢が刺さる。
それでも尚、飛び続ける。
大好きな母さんに会うために。
そして、山を越えると、人影が見えた。
黄緑色の髪、自分と色違いのスカーフ、そして、長い白衣。
間違いない
「母さん!!!!!」
風は飛行機を地面に降ろすと、傷だらけの体のまま、無我夢中で母親の元へ走った。
風に気付き、母親は日溜まりのような笑顔を見せる。
「あら、お帰りなさい、私のーーーーーーーー
ーーーーーーーー実験動物。」
その瞬間、風の胸を何かが貫く。
いつの間にか、母親が手に刀を持っていた。
「な、んで……………………?」
意識が消え、体が倒れる。もう、動くことはない。
けれど最期に、少女は確かにこう言った。
「やっぱり、誰も信じられないよ。」
だが、この声は、誰の耳にも届くことは無かった。
Fin.
[超高校級のパイロット 卯翠風 処刑執行]
一片のメモと、一人乗りの飛行機。
これは何を意味するのだろう。
メモを見る。
小さな文字で『この山を越えた先に、あなたの母親がいます。』と書いてある。
それを見た途端、風は即座に飛行機に乗り、エンジンをかけた。
目の前の山は、恐ろしいほど高い。でも、そんなのは気にしない。
ーー母さんはあたしを裏切った。でも、それは何でなのか、聞かなきゃ。
その想いを糧に、飛行機を動かす。
前へ進む。
すると突然、前方から槍が飛んできた。
避けきれない。槍が1本、風の肩に刺さる。
でも、風は飛行機を飛ばし続ける。
すると、次は後方から矢が飛んできた。
背中に大量の矢が刺さる。
それでも尚、飛び続ける。
大好きな母さんに会うために。
そして、山を越えると、人影が見えた。
黄緑色の髪、自分と色違いのスカーフ、そして、長い白衣。
間違いない
「母さん!!!!!」
風は飛行機を地面に降ろすと、傷だらけの体のまま、無我夢中で母親の元へ走った。
風に気付き、母親は日溜まりのような笑顔を見せる。
「あら、お帰りなさい、私のーーーーーーーー
ーーーーーーーー実験動物。」
その瞬間、風の胸を何かが貫く。
いつの間にか、母親が手に刀を持っていた。
「な、んで……………………?」
意識が消え、体が倒れる。もう、動くことはない。
けれど最期に、少女は確かにこう言った。
「やっぱり、誰も信じられないよ。」
だが、この声は、誰の耳にも届くことは無かった。
Fin.
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作者名:うましか三平 | 作成日時:2018年5月19日 14時