【文スト】「俺/私に何されてｪ？/されたい？」【旧双黒】

5種類の結果パターン

太「今日は、私と私と私に何をさ(手前ェばっかじゃねェか！」 - 2024年5月5日

旧双黒【流れ星】
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双黒との任務帰り、三人で夜道を歩き乍ら星空を眺めていた

「先刻から空ばかり見て、何をしているのかい？」

「流れ星を見ようとしているのです」

と星空から太宰さんに目を向けて云う

「「流れ星？」」

「はい、今日は双子座流星群が出現するらしく、沢山の流れ星が見えるらしいのです」

「ふぅ〜ん、其れ程熱心に見るってことは何か願い事でもするのかい？」

「はっ、はい･･･」

願い事の中身を聞かれないか冷や冷やし乍ら答える

「ハッ、願い事って只の言い伝えだろ？宇宙の塵に願った所で何も変わンねェだろ、地上に落ちたら隕石になンのによ」

「ちゅやぁ〜君ィ〜知らないの〜？流れ星は、神が下界の様子を眺める時に漏れる天界の光のことなのだよ、其れ故、流れ星の出現と同時に願い事を云えば神が叶えて呉れると云う言い伝えがあるのだしね？ほんっと、君って浪漫的(ロマンチック)じゃないよね」

何故か、勝ち誇った様に云う太宰さんを中也さんは睨む

「五月蠅ェ、星よりも、花や月の方がよっぽど浪漫的(ロマンチック)じゃねェか」

両者の間に火花が散る

「っっところで！お二人なら何を願いますか？」

脱線した話を元に戻す

私の言葉に、出していた火花を片付けると、二人は此方を見た

「そうだねェ〜、私なら楽に自 殺出来る様に願うかなぁ？」

「ケッ、相変わらず浪漫的(ロマンチック)じゃねェな、俺は･･･何だろうなァ？パッとは出て来ねェな」

「そ、そうですよね」

「そう云うYOUちゃんは何を願うのかい？」

「へっ？あっ･･･」

太宰さんにそう聞かれ口をつぐんだ時、流れ星が出現した

次から次へと出現するので、願いが届くよう急いで心の中で何度も唱えた

“太宰さんと中也さんが幸せで居られます様に”と

必死に願い続けていた所、後ろから笑い声が聞こえてきた

振り向くと、ニヤニヤしている太宰さんと中也さんがいた

「ふふふ・・・聞く迄もなかったね、薄々は分かっていたのだけれど直接聞くのは破壊力があるね」

その言葉に驚きの余り固まる

まっ、真逆か･･･

「い、今のは忘れてください！」

羞恥の余り顔を赤くし乍ら云うと、二人は満面の笑みを浮かべた

「忘れることなんて出来ないねｪ/出来ねｪな」


【可愛い願い事をする子には御褒美をあげないとねｪ？/ねｪとなｧ？】


色気を孕んだ声が鼓膜を揺らした

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