【ヘタリア】妖怪伝説【日替わり】

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!注意!

○タイトルの通り、ヘタキャラが妖怪(想像上の生き物)になってる
○元ネタから設定の変更アリ
○方言分からない
○無駄に長い
○ヘタキャラの台詞は『』、心の中は《》で表記
○苦手な方は即Uターン！

悪コメ＆荒らしなどはご遠慮願います。
誤字などありましたらコメント欄にて！

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の、以上になります！(★のものは作成中です)

番外編↓
【ヘタリア】妖怪伝説・裏

リクエスト受付中です！
キャラのみ・妖怪のみ・両方のどれでもOKです！
(被ってしまう場合はリクエストに沿えません。申し訳ありません！)

29種類の結果パターン

妖怪たちは、きっと今もあなたのそばに。 - 2024年5月11日

【妖怪ノ記録】

・ポーランド

私がその不思議な鳥と出会ったのは、ただの偶然だった。
翼を怪我した、まだ若いであろう種類のわからない鳥。
そのまま放置するわけにもいかないので、家に連れ帰って手当てをした。
その後、元気になった鳥は再び空へと飛び立って行った。

それから、どのぐらいの月日が経っただろうか。
ある冬の日、私の家を一人の客が訪ねてきた。

「ええっと……
　どちら様、ですか？」

翡翠のように輝く瞳。
肩ほどまである金の髪には、夕焼けみたいな色の羽根飾りがついている。
彼の姿には全く見覚えがない。
……はずなのに、なぜかとても懐かしい。

『覚えとらん？俺だし俺ーー』

……新手の詐欺だろうか。

『とりあえず寒いから早く中入れてほしいんよー』

「あ、はい！すいません！どうぞ！」

……入れてしまった。
入れてしまった以上、何もしない訳にはいかず、お茶を淹れる。
淹れながらも彼について考えるが、答えは出ない。

そもそも私には知り合いと呼べる関係の人間はいない。
幼いころから病がちだった私は、療養(という名の隔離)のために
ずうっと山の奥で、ひとり暮らしているのだから。

……だからこそ、見知らぬ彼を家に入れたのかもしれない。

美味しそうに湯気を立てるお茶を持ち、部屋に戻る。

そこには

──────見事な紅の翼をもつ鳥が、私を見つめていた。

「えっ…ちょっ、これ……！？」

『そんなに驚くことないと思うんよーー』

そう言って鳥は、『彼』へと姿を変えた。
そこで私は、ようやく彼の正体に気が付いた。
────彼は、いつかの鳥だ。

彼にもそのことが分かったのだろう。
優しい笑顔で言葉を続ける。

『お前一人のときめっちゃ寂しそうな顔してたんよー
　だから俺がお前のそばにいてやるしー』

「でも……私……
　……もう、永くないんだよ………？」

『そんなの関係ないしー
　もしお前が死んだとしても俺はそのあと追っかける
　そんで

　またお前に会えるまでずっとずっとお前を待ってるし』

【不死鳥】
【血を口にすると不老不死の命を授かると云われている、伝説の鳥。】
【数百年に一度、自ら香木を積み重ねて火をつけた中に飛び込んで焼死し、その灰の中から再び幼鳥となって現れるという。】