【ツイステ】鏡の前での今朝の気分

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さて、今日は髪型を変えてみようかな。

あの人はどんな反応をするだろう？

そうだ！せっかくなら……

『こんな髪型にしちゃおう』

◆◆注記◆◆

・(名前)さん＝女監督生です。

◆◆お話の種類◆◆
☆→normal story(全22種)
★→special story(全7種)

☆リドル・ローズハート
☆エース・トラッポラ
☆デュース・スペード
☆トレイ・クローバー
☆ケイト・ダイヤモンド
★Special 1

☆レオナ・キングスカラー
☆ラギー・ブッチ
☆ジャック・ハウル
★Special 2

☆アズール・アーシェングロット
☆ジェイド・リーチ
☆フロイド・リーチ
★Special 3

☆カリム・アルアジーム
☆ジャミル・バイパー
★Special 4

☆ヴィル・シェーンハイト
☆ルーク・ハント
☆エペル・フェルミエ
★Special 5
　
☆イデア・シュラウド
☆オルト・シュラウド
★Special 6

☆マレウス・ドラコニア
☆リリア・ヴァンルージュ
☆シルバー
☆セベク・ジグボルト
★Special 7

◆◆続編！◆◆

【ツイステ】扉の前での今夜の気分

※こちらの作品は作成中です。ヤンデレを含みます。

29種類の結果パターン

どうだろう、似合うかな？ - 2024年5月9日

「ぼ、僕の髪のセットの仕方……？」

偶然出会ったイデア先輩をとっ捕まえて、そんな質問をしてみた。

これまでいろんな人の髪型を真似しようとしてみたけど、どうもイデア先輩のものだけは難しいのだ。

「僕がそんなことしてるわけないでしょ……。そういうこと気にするヤツらはみんな陽キャなヤツらだよ……あー近づきたくもない」

『じゃあ私のこと嫌いなんですか？』

「えっ⁉」

そういう意図があっての発言じゃないってことはわかっているけど、それでも少し悲しかった。

うつむいてみれば、とたんにイデア先輩はおろおろし始める。

「ご、ごめ、違くて、その……」

『からかっただけですよ。そんなに慌てなくても』

そう告げた瞬間に、彼から一気に負のオーラがただよってくる。

ズ～ンとばかりの黒いオーラをただよわせながら、彼はジトッと私を見下ろしてきた。

「……僕のことからかって何が楽しいんだよ」

『あーっ、すみません！イデア先輩とおしゃべりするの、楽しくってですね！』

今度は私が弁明する番だ。慌てて彼をたしなめて、必死に許してもらおうとする。

『あ。ねえイデア先輩、またゲームしてるところ見せてくださいよ～。すごい腕前ですもんね！』

「そんなこと言って、僕をおだてて、部屋に入りたいだけでしょ……。な、なに考えてるか知らないけど、乙女ゲーみたいなイベントなんて起きないから」

え？乙女ゲーみたいなイベントってなんのことなんだろう。

私がきょとんとしていると、イデア先輩はまたもやハッとして目を見開いたのだった。

「ち、ちち違う！僕がYOUに、何かしようってわけじゃないから！

た、ただね。僕もお、男なわけだし……さぁ。ほら、あんまり簡単に部屋に入りたいだとか、言わない方がいいよって話……！

あー、勘違い乙ですね。はいはい、わかってるから。どうせ僕ばっかりが、君のことを好きなわけで……っ！」

ガッと強く両肩を掴まれた。そのまま近くの壁に押しつけられる。

次の瞬間、目の前にイデア先輩の顔が近づいていた。

『イ、イデア先輩？』

「ハッ！」

声をかければ、パッと手が離れていく。

よろよろと後退していくイデア先輩の顔は真っ赤だった。いや、彼だけじゃない。

私だって、手が震えるほど恥ずかしい。

「ご、ごごごめんっ、じゃあ拙者はこれでぇーっ！」

……そのまま、イデア先輩は、廊下を走って逃げてしまったのだった。