毎日ちょっぴり良いこと 【文スト】

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貴方に毎日ちょっぴり良いことがありますように。 - 2024年5月10日

今日のちょっぴり良いことは・・・？

【国木田独歩】


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私は今、国木田さんの家に居る。


現在の時刻は午後10:30。


何故こんな時間に人の家に上がり込むのか。


その理由は１つ、今日までに提出の書類が終わらなかったため、パソコンを借りていた。


国木田 「まったく、文章力がないな」


挙句の果てには国木田さんにそんな事を言われてしまう始末。


『終らない、終らないよぉ……』


そんな泣き言を言いながら作業を続けていた。


しかし仕事を投げ出さなかった私を少しは褒めて欲しいものだ。


そう考えていると国木田さんは私の方をじっと見つめる。


その視線に思わず苦笑してしまった。


『え、えっと・・・私の顔に何か付いてますかね……？』


そう言うと国木田さんは慌てて視線を逸らす。


国木田 「いや、休まないのかと思ってな」


そう、私はもうこの作業を座布団に正座したまま４時間ぶっ続けの状態。


そろそろ休んでも良いのだろうが、それが許される程この書類は簡単には終らない。


そのため私は「大丈夫です」と言って微笑むとまた集中集中と自分に言い聞かせた。


その時、全身が温まっていくような気がした。


この香りは・・・国木田さん？


気付けば私は国木田さんに後ろから抱き締められていた。


『国木田……さん・・・？』


私は驚きのあまり身動きがとれなくなった。


そんな私の耳元でそっと囁く。


国木田 「少しは休め。お前が身体を壊したら心配で出勤できないだろ。
俺が手伝ってやる、だから無理はするな。
お前は俺の理想には程遠い。だが・・・」


　
　_______ずっとお前だけを見てたんだ。



私はその言葉の意味が何だか知っている。


ナオミちゃんが言っていたのだ。


ナオミ 「男の子って、気になる女の子見つけるといつも目で追ってますわよね！」


私はそれを思い出し、ゆっくりと目を閉じる。


この温かさを味わうように。


『国木田さん・・・わかりました』


そう言ってパソコンから離れると、私は国木田さんの方を向いて抱きしめ返した。


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国木田 「どうだ？ちょっぴり良いことはあっただろうか？もし俺の言葉の意味がわかっているなら評価やコメントを頼む。
いい返事、待ってるぞ」

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