あなたを慰めましょう。 ＿黒子のバスケ＿ 日替わり

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約束。 - 2024年5月3日

ワシの彼女は、悩みを溜めこむことがある。
しかも決まって重い悩みの時や。

そんで、溜め込んでる時
必ず出る癖があって、いつもそれで見分けとる。

その癖ちゅうのはやたらと前髪を触るっちゅう
かなり紛らわしいもんや。

今日も、前髪をやたらと気にしとる。

こないに彼女の事を気にするなんて
ワシもよっぽど彼女の事が好きなんやなぁ。

「自分、悩みでもあるん？」

「…っいや、べ別にないし」

図星っちゅうことは分かった。

けど、いつもと様子がおかしい気がするんや。

しかも、ワシが指摘した瞬間
僅かに腕に目をやった。

こりゃあなにかあるな。

「腕見せてみ」

「…やだ」

「ええから」

「やだ」



何度言っても渋る。

ワシは諦めて、前に向き直る。



…ふりをした。


すぐに振り返って

彼女を引き寄せる。

ワシの腕にすっぽり収まる彼女は
いつも以上に小さく見えた。


「…ええから、何があったかいうてみ」


頭を撫でてやると
しゃくりあげる声が聞こえた。

我慢してたんや。




後で聞いた話
彼女はワシ関連でいじめを受けてたらしく
言い出せなかったらしい。

次からは、そんな思いをさせないように

ワシが彼女を守る。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿

今日は今吉君と約束するようです。

今「良ければ一番右の☆、押して行ってな？」

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