TOVの日替わりです！多分、ユーリ多めになると思います←
気が向いた時にちょくちょく更新しようと思います！
※恋愛だけではなく、単純なじゃれあいの時もあります
1部、小説のネタバレ含んでいます。
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今日ハグしてくるのは…… - 2024年4月26日
〜幼馴染〜
ある日の下町ーーー
｢やぁ、ユーリ、元気だったかい？｣
｢あ？フレン？騎士団の仕事はどうしたんだよ？｣
ユーリがいつものように窓に座ってぼーっとしていると、幼馴染のフレンがやってきた。
｢今日は騎士団長から休みを頂いたんだ｣
｢ふーん、なるほどね｣
｢それよりも、YOUはどうしたんだい？ハンクスさんや下町の人に聞いたけれど、ここ最近姿を見てないそうだけど｣
｢さて、な。んなこと俺が知りてぇよ｣
この2、3日、2人の幼馴染であるがYOUは帝都を離れているようで、何処で何をしているかがわからないようだ。
｢さては、また喧嘩でもしたのかい？｣
｢まっさかぁ。そんなわけないじゃん！｣
フレンがユーリに問いかけると、答えたのはユーリではなく探していたYOUだった。
｢YOUっ！？おまっ今まで何処行ってたんだよっ！？｣
YOUを見るなり、ユーリは飛び上がって彼女に抱きついた。
急に抱きつかれたので、YOUは危うくバランスを崩しそうになるがそれをフレンが支えた。
｢全く、ハンクスさん達も心配していたよ。何処で何をしていたんだい？｣
後ろからフレンも優しく問いかけるが目が笑っていない。
YOUは苦笑しながら答えた。
｢いや、実はさ…まーた貴族のお偉いさんに追っかけ回されててさ…｣
その言葉を聞いた瞬間、ユーリとフレンの顔が強ばった。
｢もしかして、いつもしつこく追いかけてくる方かい？｣
｢そー。まさか結界の外まで追いかけられるとは思わなかったよね…｣
｢…この前ボッコボコにしてやったのにまだわかってねーってことか。｣
｢えーっと、ね？ユーリ？フレン？2人…顔、怖いよ？それと痛い。そろそろ…どかない？｣
YOUのそんな声も届いていないようで、2人ともYOUを抱き締める腕に力が入ってしまってる。
よくあることなので、YOUもあまり気にはしていないが、流石に痛い。
2人がYOUを離したのはもう少し後のことだった…
(あんのおやじ…次見つけたらぶっ飛ばしてやる。俺のYOUに手出そうとしやがって)
(ユーリ、やるのなら人目のつかないとこでやらないと。それと、君のYOUではないだろう。)
(……フレン…突っ込むところそこなの…？)
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作者名：如月あかり | 作成日時：2017年2月25日 19時
