もしも文ストのゲームのガチャカードにストーリーがついていたら。

8種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月6日

本日は【正月】中原中也！


｢中也さん、意外に字綺麗ッすよね…｣

｢なんだ、意外ッて。｣

此処はヨコハマの裏社会を牛耳るポートマフィアの本拠地ビル。
そこで幹部の中原と共に書類を片付ける立原。

｢いや、だって中也さん…｣

と、何かを言いかけるが中原と目が合った瞬間言葉を止め、目を泳がす。

｢言ってみろよ｣

｢いや…やっぱり紅葉の姐さんにでも仕込まれたんすか？｣

｢…嗚呼、そんな所だな。｣

曖昧に返事をし、目を伏せる。


〜回想〜

｢これは…？｣

中原の眼前には白い紙に筆と炭。

｢これは習字と言うてのう。精神を集中させるのに良い。中也にはちと落ち着きが足りぬから丁度良いかと思うてのう。｣

袖で口元を抑えて上品に笑う尾崎。近寄る中原。

｢…こうっすか…？｣

｢ふふ、何でも最初はそんなものじゃ。｣

初めて握った筆で書かれた不恰好な字に愛おしそうに笑う尾崎と『出来ない事』に直面し、いたたまれない気持ちになる中原。
なんだか悔しく、ずっと見ていると尾崎が書道道具一式の入った袋を中原に手渡した。

｢毎日少しずつ練習し、集中力を養うと良かろ。｣

｢…有難うございます…｣

御礼を言い、受け取る中原。
彼はそれから毎日習慣的に机へと向かうようになった。


ある日。

｢首領。書類が出来ました｣

中原が書類を提出しに首領室へ行くと、それを見た森は驚いた顔をしていた。

｢おや、思ったより早かったね。…それに字も綺麗になっている。頑張っているのだね。之からも頼りにしているよ｣

以前より集中が持つようになり、書類を片付けるのが早くなったらしい。

｢…はい！｣

その足でとある執務室へと向かう。
勿論目的は…

｢姐さん！｣

｢おや、如何したのじゃ？｣

中原は嬉しそうに褒められたことを話した。
其れから…

｢此れ…｣

と、照れながら少し俯きつつ一枚の半紙を見せる。彼の自信作だ。

｢おや、良く書けているのう♪｣

…其れが未だに彼女の執務室に掛け軸になって飾ってあるのは言うまでもない。





｢んなこたァ如何でも良いだろ。とっとと仕事片付けんぞ｣

｢何で正月迄書類に埋もれなきゃいけないんすか〜？！｣

中原は仕事を始め、その横でだらりとしている立原から書類を取る。

｢えッ。早くないッすか…？！｣

｢集中すりゃ終わるもんだろ。ほら、あと一寸だ。終わったら飯奢ってやるから頑張れよ｣

｢マジすか？！頑張るッす！｣

お前は単純だな、と笑い乍ら横目で書道道具を眺めていた。

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• 金　運: ★★☆☆☆
• 恋愛運: ★★☆☆☆
• 健康運: ★★★☆☆
• 全体運: ★★☆☆☆

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ラッキー方角

南 - この方角に福があるはずです

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