絶対王政さんにはかなわない

7種類の結果パターン

「ほら、愛して？」 - 2024年5月13日

[可愛い]




『ひぎゃぁぁぁぁああああああっ』

「うわぁぁぁぁあああああああっ」



暗闇に私とまーしぃの悲鳴が響く。。。



ことの始まりは数分前＿＿＿＿


私達はまーしぃ曰く今度、浦島坂田船の皆でロケに来るという遊園地の下見に来ていた。

別に遊びたいとか、まーしぃとデートがしたかったとかそういう訳ではない！
そんな訳ではけっっっしてない！！！



てことで、おそらく回るであろうスポットを巡ってみようかということになり、何故かまーしぃのご希望で、お化け屋敷に挑戦と、、


そして、突然落ちた、ろくろっ首の生首に絶叫している今に至る…



『もうやだ！だれか！
スタッフさあああん！！？』


「いや、スタッフさんはセコいやろ！？！？
おばけもスタッフさんやん！」



たしかにーっ！！！


私はさり気なく隣にいるまーしぃの手を握った。べべべ、別に手を繋ぎたいとかそんなんじゃないから！はぐれたら面倒なだけだもん！



『ううう…、なんでお化け屋敷がいいって言ったのよう…』



心の限界に近づき、涙目になり、ポロッと本音が漏れる。

怖いの苦手だし、まーしぃもあんま得意じゃないっぽいし、、、いやこれで絶叫しないのって寝てるときのセンラさんくらいじゃない？



すると彼がか細く、ごめんと呟いた。
驚いて、見つめると彼は申し訳なさそうに瞳を伏せる。



「ごめんなぁ、、無理に付き合わせて。
怖いよな…ほんとごめん」


まさかそこまで気にするとは思っていなかったので少し焦りながら、大丈夫だよと告げると

彼はありがとうと優しく微笑み、言った。



「そうやね…大丈夫。怖くても本当におばけがでても俺が守る。俺が守らんといけんよな」


『まーしぃ…』



刹那、奥の方から光が見えた。出口かも！
顔を見合わせると私達は走り出した。


行こう、外の世界へ！
一緒に歩もう？これからの未来へ！


そう固く決めた。





『"そして、私とまーしぃは幸せに生きていくのであった・・・(End)"

いや何コレ』


「"俺達の愛" 作:志麻
今年のベストセラー小説や」


『待て待てw 私目線なん！？しかもお化け屋敷でどういう展開やねん』



しかも、そこまで怖がりじゃないしwww

と、私は読んでいた原稿用紙をおろしたのを見て、えー？と不満そうにする志麻くん。それを私は本当の気持ちを隠しながら、はいはい、と軽く流す。






ホントに志麻くんの"可愛さ"にはかなわないんだから。なんて、言えないでしょ？

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志麻くん格言（キャス、ライン@など…）

「いつでも、待っているわ（大蛇丸）」

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