今日は誰と恋に落ちる？【文スト】

5種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年4月28日

今日のお相手は……芥川龍之介♡










『芥川先輩顔色悪いですけど……ちゃんと寝れてます？』



芥川「睡眠など取らなくても、僕は大丈夫だ」









『いや、目の下のクマすごいですけど……。
そうだ、わたしここにいるんで少し休んでください』



芥川「いいといってるだろ……！」











『………寝ないと太宰さんに言いつけますよ？』



芥川「何？太宰さんにだと………！」











『はい、どーぞ』


そう言って私の膝の上をたたいてみせた









芥川「何のつもりだ……」





『だって、こんなとこじゃ寝づらいですよ？
枕がわりにどーぞ〜』





芥川「………やはり僕は帰る」












『だめですよ〜。
太宰さんに芥川さん休ませろって言われてるんで』




芥川「なん……だと……。太宰さんが……」












『はい。だから大人しく寝てくださいね〜』


そう言って彼の手を引っ張った










彼は少し抵抗したが、

太宰さん……太宰さん……と呟きながら

渋々、わたしの膝を枕に寝転んだ










上から眺める芥川さんは、

本当に真っ白で、とても疲れて見えた










しばらくすると芥川さんの瞳は閉じられ

規則正しい寝息が聞こえ始める











『……よっぽど、疲れてたんだな』



起こさないように小さな声で呟き

その真っ直ぐ伸びる長いまつ毛を見つめた










どこか苦しそうな顔をしている芥川さんの頭を

そっと撫でた





少し表情の和らいだ姿に、私の口元も少し緩む













『ほんと……いつも頑張りすぎですよ。

でも、そんな芥川さんが大好きです……。』










その瞬間、ケホケホっとむせた彼ーー。









芥川さんは、ほんのり紅くなった顔で

ゆっくりと目を開けた







もちろん、私に視線は合わてくれなかったけど

それでも彼のその表情で

照れているのは一目瞭然だ








気まずい空気が流れる中、

先に口を開いたのは芥川さんだった










芥川「……そう言うのは、普通起きているときに…
言うものではないのか……？」






『でも、起きてる時に言ったら……断られると思って……』










芥川「……別に、僕はお前の気持ちを拒否したりはせん。
むしろ…僕のほうこそ……」





そう言った彼は、白い顔を薔薇のように紅く染めて


こう呟くのだ









芥川「……愛している」


とーー。








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