【おそ松さん】お、落ち着けよ兄さん！【日替わり】

7種類の結果パターン

ねえ、兄さん。 - 2024年5月6日

トド松兄さんに「奪われる」

ーーーーーー




ある日、中学で知り合った友人(男)とスタバァに出向いた。


初スタバァyeahhhhhh!!!!!とはしゃぐ私を友人は引いた目で見ていたのを覚えている。






んで、私は非常に運が悪かった。








「……YOU？」



「…え、あ？」






トド松兄さん、なんでここに居るんだ。









ーー

「さっきのヤツ、誰？彼氏？」



「違うっつってんじゃん。

とりあえず、さっさと迷惑料を寄越せ話は以上だ」





場所は変わって、とある部屋。


頭からポタポタ溢れる水滴に体を震わせながらも目の前で笑う店員(兄)を睨みつける。

因みに兄の目は笑ってなどいない。




要約すると、

→友人を引っ張り帰ろうとしたら頭に水がぶちまけられる

→訳が分からぬまま腕を引っ張られ棒読みで謝罪されどこかへ連れてかれる

→部屋の中に入れられ、兄に問い詰められる←イマココ！




「引き止めるためにはあーするしか無いと思って。ごめん。

で、アイツは誰なの？」




淡々と喋るトド松兄さんに軽く殺意が湧きながらも、「アレは友人。恋人じゃない」と返した。





「友人ねえ…」


「ねえ、とりあえず拭きたい。さむい」


「…ああ、そうだったね」





スッと腕を退け、トド松兄さんはタオルを持ち私の頭をわしゃわしゃ掻き回す。



友人にどう言い訳しようか…と悩んでたら目の前が暗くなった。





そして、唇に温かい感触。







「……んっ？！ぷは、ンむッ！！」







トド松兄さんにキスされてるのだと分かり、一度押しのけたが顎を固定され有無を言わさず唇が押し付けられる。

しかも途轍もなく長い。




呼吸ができず、弱々しく胸板を叩くとようやく唇が離された。





「ファーストいただき。

後は…こっちの一番も貰っとかないとね」





そう呟き、下腹部を撫でる兄さんの手は優しかった。

だからこそ、この兄の狂気を強く感じられた。




「YOUは分かってないもん。あっちは確実にYOUに好意を寄せてたんだよ？

だから…どこぞの知らない馬の骨なんかに、大事な妹汚させてたまるかよ」




明らかに雰囲気が変わった兄に、無意識に身体が震えた。




「YOUの最初は僕が貰ってあげる。

兄が最初って聞いたら…その「友人」はどんな顔するんだろうね？」








…ああ、本当に私は運が悪い。

瞬時にネクタイで腕を拘束され、馬乗りになった兄に濡れた服を脱がされながらつくづく自分の不運を呪った。

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