どうも、ゆる五郎です!今回は歌い手様方の名前を借りて日替わりに挑戦しようと思います(/・ω・)/
今のところリクエストは受けてはおりませんので
よろしくお願いします!
↓↓↓今いる歌い手様方↓↓↓
・まふまふ
・そらる
・しゃむおん
・天月
・伊東歌詞太郎
・灯油
ver.夏⇔http://uranai.nosv.org/u.php/day/sme/
今回のテーマは「春」です！
…では、今日はだれに愛されましょう?
6種類の結果パターン
『せーんぱい?』 - 2024年4月27日
〜伊東歌詞太郎〜
高嶺の花だった。
俺がどれだけ手を伸ばしても
その分先輩は遠いところに行ってしまう。
伊東「ご卒業、おめでとうございます」
「ありがとう、歌詞くん」
最後まで結局先輩の好きは貰えない。
もう付き合って2年も経つのに、
先輩は決して俺のものにはなってくれないのだ。
伊東「大学でも、頑張って下さい」
「ふふ、ありがとう」
伊東「…では、
俺はこれで」
立ち去ろうとした俺の腕は白く細い腕に掴まれた。
はっとして振り向くと
泣きそうな顔をした先輩。
伊東「せんぱっ、い?」
「高嶺の花だとか、
そんなの私には必要ないの。
…お願い、歌詞くん今日だけでも
甘えさせて」
誘うような瞳で俺を見詰めた先輩が
俺の中の何かを壊すのは容易いことだった。
「ん、ふぅ…っ//」
伊東「…大丈夫ですか、先輩」
「大丈夫、だから…ｯ
ねぇ、歌詞太郎…」
名前を呼ばれて再度気づく。
…先輩が、おかしい。
伊東「…先輩、何があったんですか」
「…なん、にもない…」
伊東「俺にでも、言えないんですか」
真剣な眼差しを向けると、
先輩は泣き出してしまった。
「私…ｯ
オーストラリアに引っ越すの」
伊東「…っえ!?」
「親の都合で…ｯ
歌詞くんにだけは、言いたかったけど、
最後の最後まで言えなくって…ｯ
ごめんなさい、ごめんなさい…ｯ」
泣きじゃくる彼女の目を見詰めて俺は言った。
伊東「…じゃあ、約束してください」
「…う、ん」
伊東「俺がYOU先輩養えるくらいの男になったら、
オーストラリアに迎えに行きます。
その時は、全部捨てて俺についてこい…です」
「…絶対ね、約束!」
無邪気に笑った学園の花に隠された
俺しか知らない表情は
絶対に誰にも見せない＿＿＿＿＿＿…
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