ちょっとキスしていいデスカ？ｰARSｰ

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某アイドルの彼らが
もしもあなたの身近に潜んでいたら??

ちょっと刺激的であまーい蜜に誘われたアナタが今宵過ごしたいのはダレデスカ？

彼らが本気になるのもあなた次第、、、

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5種類の結果パターン

あと5センチで君に恋をする。 - 2024年5月5日

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【アルバイト×スポーツインストラクター】

スタジオレッスンが終わると私は誰にも先を越されないようにお客様が出て行った瞬間にモップかけに入る。

「お疲れ様です！」

ラテン系の音楽の流れるスタジオは蒸し蒸ししてじっとり汗をかく。

SHOさんこと翔さんのダンスレッスンはいつも人気で人数確認表をみれば男女ともにたくさんの人が参加している。

終わったあとのハイタッチをしたいがために参加する女性も多くて羨ましいなぁといつも思う。

「お疲れ様。YOUちゃん、いつもありがとう。」

彼の優しい笑顔が私の心をくすぐった。

ラストレッスンのその日は様子がいつもとちがかった。

「YOUちゃん、このあと時間ある？」

「えっ、」

前髪をくしゃくしゃっと掻き乱して翔さんが近づいて来る。

「あ、ありますっ、あのっ、近くないですか、」

優しい翔さんが美しく踊るときのような艶かしさをテラテラと醸しだす。

身長差があるせいか喉仏が視界に入ると自然と血管の浮き出る首筋に目が行き汗がつらりと流れ落ちるのが見れた。

突然の誘いと雰囲気に飲まれて嬉しさよりも緊張が勝る。

「俺さ、すっごく健気な子大好きなんだよね」

「っ、」

「こうさ、なんていうか、苛めたくなっちゃうの(笑)」

シュシュでまとめられた髪がするりと解かれる。

「俺が気付いてないとでも思ってた？(笑)」

「やっ、あの」

「終わったら24:00、階段の踊り場で待ってるから。」

そう言い残すと彼はそっと私の頭に口付けた。

担当:櫻井翔