【たっぷり可愛がってあげるよ?】＿love100＿

6種類の結果パターン

たくさん可愛がってあげるよ。 - 2024年5月6日

今日は優しくて頼れる先輩が相手のようです



。。。



「YOUちゃんー？」



『あ、先輩。…何でしょうか』



ちょっと見に来ただけだよー。とふんわり微笑みながら言う先輩。



「１年生なのに頑張ってるんだね、部活。しかも絵を描くの俺より上手」



美術部３年生のこの先輩とは、最近仲良くなった。



後輩思いだし、私が描いた絵を褒めてくれる。



美術部に入部してから、先輩を見て一目惚れしてしまった私。



先輩が微笑むとｷｭﾝｯてなる。



『先輩の方が上手ですよ。私なんてまだまだです…』



「そんな事無いって」



先輩の顔が私の絵にｸﾞｲｯと近付く。



何かすんごく恥ずかしい…



「ホント上手だよ。YOUちゃんらしい絵だしね」



『ぁ、ありがとう…ござ、います』



恥ずかしさのあまり俯いてしまった。



先輩が私の顔を覗きこむ。



「どーしたの、顔真っ赤だよ？」



ﾆｺｯとしている先輩を直で見れない…



マジで恥ずかしいよッ。



私は立ちあがって、この教室の扉へと向かった。



「…どこ行くの」



＿＿ｸﾞｲｯ



いつもより低い先輩の声が聞こえたかと思うと、突然腕を引っ張られた。



「まだ話終わってないよ？」



『な、何ですか……』



戸惑いがちに聞くと、先輩が私を抱きよせた。



とたんに、さっきも煩かった心臓がもっと煩くなる。



緊張感がハンパない…



・


何を言われるんだろうか。



ｼｰﾝと静まりかえった教室には、私の心臓の音が響いているような感じがする。



早く喋って下さい、先輩。って心の中で頼んでいると、先輩の口が開いた。



・



「俺はさァ、YOUちゃんが大好きなんだー…」



上から降ってくるような「大好き」という言葉に、驚いて目を見開く。



…本当なんですか？と、先輩を見ながら聞いてみる。



「信じられない？……じゃあ…証拠あげる」



・



＿＿ﾁｭｯ



「これでわかったでしょ。ね？」



真っ赤になりながらｺｸﾘと頷いた。



・



・



＿＿ファーストキスは、大好きな先輩とでした＿＿



＿＿*fine*

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