【黒バス】放課後、貴女を待っているのは…【日替わり】

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今日貴女を待っているのは… - 2024年4月28日

校門を出るとそこには、降旗が立っていました。



「お、お帰りなさいっ」

校門を出ようとしたとき、隣から聞こえた声。
それは私のよく知っている声で、優しいあの声で。

「た、ただいま…てか今から帰るんだけど???」
「あ、…そか。ごめんなさい…」
「いや、いいんだけど…」

申し訳なさそうにうつむく降旗くんに、私は言った。
少しした沈黙の後、一緒に帰ることになった私たち。
歩いてるなかで、なかなか話題を見つけられない様子の降旗くんに話題を振ってみる。

「降旗くんって優しいよね」

彼は優しい。
部活中だって皆にスポーツドリンク渡したりとか、仲間思いだし…
１年生に連絡取るのに上手く回らなくて…
手伝ってもらってたりしたのよ。
でもね、私の見てる限りでだけど、ほんと優しいと思う。

「そ…かな???」
「うん、すごい優しいよっ」
「でもそれだったらYOU先輩だって」
「ん???」

私…???

「YOU先輩だって、料理上手いし…いっつも差し入れとか最高に美味いっ」
「へへ、ありがと〜」
「それに…」

“一緒に帰ってくれるし…”

隣で何か呟いていたのだけれど、私は聞き取れなかった。
もう一回って聞こうとしても答えてはくれないし…
深くは聞かなかったけど、いつかちゃんと話してくれること、期待かも。

「…ぐず」
「っ!!!!?」

な、なな、なんで泣いてんの!?
私…な、何かしたぁ!!!!?

「え、あ、なんか…えっと」

焦って何も言葉にできなくて、あたふたしてるのが丸わかり。
でも、やっぱり泣かれたらこうなるよねっ
なるよねっ!?

「ちがっ、そのっ、好きな人に想い伝えらんないの…辛…いなって…」

泣きながらそんなことを言うもんだから、私は感心した。
そこまで好きになれるのって、かっこいいと思うっ。
“情けねぇな”
って自傷気味に笑って言う降旗くんに私は抱き締めてあげたいと素直に思った。
思っただけじゃない。
体が動いてしまったんだ。
気がつけば腕のなかに降旗くんがいて…

「せ、せんぱっ…///」
「ご、ごめんなさいぃぃぃぃぃぃっ///」
「も、少しだけ…こうしててください…」
“うん”
私はしばらくそのまま抱き締めていた。



“もう少ししたら…この想い貴女に伝えますから…”



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ごめんなさい。
降旗くんじゃないですよね…わかんないんですよこの上なく…
それでもリクしてくださりありがとうございますっ



「やっぱり想い伝えるのは評価とコメントくれたらにしようかな…///」

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