【銀魂】H e l l o W o r k ．

12種類の結果パターン

What is his Job ? - 2024年5月4日

高杉晋助×小説家




-----




『今日が本当に本当の締め切りですからね！』

『分かってらァ』



私の担当の作家さんは、仕事が早い時は早いのだが、書けない時は書かないというムラがあるタイプだ

しかし売れっ子であるため編集長も強く言えず、締め切りを先延ばしにしたりなど、甘やかしている


だから彼が付け上がるのでないかと思うも、先生の書く小説が私は好きなため、いくらでも待てるくらい読みたくなる気持ちになってしまう





『……はい、間違いなく受け取りました』



あれから数時間後、ようやく全ての原稿が揃った。彼は煙草に火をつけ、ゆっくりと紫煙を吐く

やはり疲れているのか、首を左右に数周回していた



『……今回はミステリー物ですが、次作はどうするつもりなのですか？』



彼の机に淹れたてのコーヒーを置き、要らない紙をゴミ袋に詰めていく。少し悩む素振りを見せた高杉先生は、煙草の灰を落としながら私を横目に見た


そしてコーヒーカップを軽く揺らし、水面に映る自分でも見たのか、そこにククっと押し殺した笑みを落す


その姿にでさえも妖艶さが漂っており、実際本の表紙の部分にある作者紹介の彼の写真だけを集めているファンもいるのだ



『高杉先生？』



私の質問に、なかなか彼は答えてくれない。だが、何かを考えているように顎に手を添えている



ようやく何か思いついたのか、ゆっくりと口を開いた。そのまま彼は私の腕を引き、熱っぽい視線を私に送る


喉の奥から出したような、低く私の耳の奥にまで響き渡るような声で高杉先生は囁いた




『たまには、ノンフィクションの恋愛を書いてみてェなァ』

この作品には12種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：