頑張るキミにご褒美を【名探偵コナン】

17種類の結果パターン

お疲れ様です。今日もよく頑張ったね！ - 2024年5月10日

今日は工藤新一くんが癒してくれるようです。
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「よぉー！YOU、久しぶりだな……ってオイ！」
「ん…新一？」


学校からの帰り道、中学校時代の同級生である工藤新一が声をかけてきた。
彼は今、帝丹高校に通っているはずなのにどうしてこっちに来ているのだろう。


「オメーなぁ、目の下のクマすげぇぞ？どうせテスト期間だからって寝ずに勉強してんだろーけどよォ」


オメーは昔から無理しすぎなんだよ、と説教じみた小言を言いながら近づいてくる。
当の私は睡眠不足で、頭がボーッとしているため特に反応はできていない。
新一から見れば、私は無反応で失礼極まりない態度をとっているのであろう。


「……っ、YOU！聞いてんのか？」
「っは！ごめん！ボーッとしてた」


いつの間にか新一は目の前に来ていて。
何度呼んでも反応が無い私の腕をパシッと掴んだ。


「ったく……ちょっと着いてこいよ！」
「えっ、新一？待って、どこいくのよ！」


私の質問には答えずに、グイグイと腕を引っ張る。どこに向かっているのかは、途中で察しがついた。

新一が立ち止まった先には、やはり想像していた通りの家が建っていた。


「新一の家とか久しぶりすぎ…」
「懐かしくて良いだろ？まぁ入れよ」


門を開けて、大きな新一の家に数年ぶりに足を踏み入れた。相変わらずそこは、沢山の書物で溢れかえっている。
何も変わらないその風景に、少しだけ安心した。


「…何するの？またホームズの話聞かされるの？私」
「うだうだうっせーなぁ！ちげーよ！」


前を歩いていた彼は、聞きてえんなら幾らでも話してやるけどよ、とツンケンした態度で振り向く。
私は苦笑いで丁重にお断りした。


「あれ、ここって……」
「俺の部屋」


連れてこられた部屋は新一の部屋だった。
踏み入れて突っ立っていると、グイッと腕を引っ張られてベッドに倒れ込んだ。


「いった…なにすんの！」
「何って、寝るんだよ」
「…ん？」


バサッと倒れ込んだ体に、布団をかけられる。
ちなみに、私の体は新一に抱き締められたままである。


「オメー、一睡もしてねえんだろ」
「う…」
「寝るまで離さないから、今すぐここで寝ろよ…」


ギュッと抱きしめられて頭上から新一の声が聞こえる。なんだかその声が心地よくて、落ち着いて。

いつの間にか眠ってしまっていた。


「…ったく、心配させんなっての…バーロー」


___もちろん、そう愛おしそうに呟いていた事は知る筈もない。

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あなたへのエール！

高明「明日も頑張ってくださいね」

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