【wrwrd】愛され娘と執事たち【d!】

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今日の執事はどんな表情？ - 2024年4月27日

本日の執事はネクタイが「黄」の方です。





少し遠いところにある国に食事会に招かれ参加している。
1番楽しみにしているのはメインディッシュのエビの料理。それだけを楽しみに待っているとちょうど運ばれてきた。
長いこと楽しみにしていた料理を前に高揚する気持ちを抑えながらも口に運ぶ。
口に広がる風味やスパイスが美味しい。





何故か意識が朦朧としてきた。少し気分も悪い。
徐々に呼吸もしづらくなってきた。
これはやばいかも、と気づいた頃にはもう遅くシャオロンの叫ぶ声が聞こえたのを最後に意識が途切れた。










薄らと眩しい光が暗闇の中にいた意識を取り戻させる。
なにか握らされているのか手元になにか感覚がある。





sha「...！YOU！YOU起きたん！？」





『ん...あれ、シャオロンどうしたの...？』





sha「良かった...目覚ました.....」





なぜそんなに焦っているのか分からないまま、シャオロンを見ていると一筋の光るものがシャオロンの頬に伝った。





『えっ...！？なんで泣いてるの！？』





sha「食事会の時に急に倒れたんよ...すぐに医師に見てもらったらアナフィラキシーショックを起こしたって...。処置はしたし命を落とすことはないから大丈夫とは言ってたんやけど...それでも心配やってん...」





"泣いて"言葉が詰まりながらも説明してくれるシャオロンを見て、沢山心配をかけてしまったことへの申し訳なさとそれだけ心配してくれた嬉しさが入り混じる。

どう声をかけたらいいのかわかんなくて視線を下に向けると、起きた時に感じた手の感覚はシャオロンに手を握られていたからだった。





『心配かけてごめんね...』





sha「良かった...ほんまに良かった.....」





『いつまで泣いてんの...』





それ以上泣かれると私もつられそうになる。
いや、もう半分くらいつられているのだけど...。




sha「うっさいなぁ！まじで心配したんやからな...ほんま無事で良かったわ...」





『これから甲殻類食べれないのかぁ...』





sha「お願いだから食べんといてくれ...」





命に関わることだしもう食べないけど...
まさかシャオロンのあんな姿を見れるとは思わなかった。今度お詫びになにかしてあげよう。










シャオロン × 泣き顔 / アレルギー

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