【文スト】文豪達と切ない恋、してみませんか？【文豪ストレイドッグス】

8種類の結果パターン

今日のお相手は…？ - 2024年5月8日

私には、好きな人が居ます。

真面目で、何時も自分の理想を追い掛けてる、

厳しいけど、なんだかんだ他人の事が放っておけない、お節介で優しい人。

「おい」

____何ですか、国木田さん

でも一つだけ、嫌いな処がある。

「何故居る、此処は子供の居場所じゃない」

此の人は私を、矢鱈“子供”扱いしてくる。

____子供扱いしないでください

「お前は子供だ」

彼は22歳で私は12歳。
たかが10歳差、されど10歳差____

「国木田君、彼女は一人の聡明なレディだ、もう少し女性の扱い方を学ぶべきだよ」

「五月蝿い、口を動かすんじゃなく仕事をしろ」

太宰さん解ってる。

「余程此処が気に入ったみたいだね」

____はい、国木田さんが居るので

私は昔或る事件で此の武装探偵社にお世話になった。
其れ以来、よく此処に遊びに来させて貰っている。

「然し、何で君の様な可憐な少女がこんな堅苦しいおじさんを好くのかね、

悪い事言わないから私にしておき給えよ」

「黙れ太宰」

普段通りの二人の会話に笑みが零れた。

「嗚呼、来てたのかい？」

____与謝野さん

「そうだ、こう云う物を貰ったんだよ」

そう言って与謝野さんが差し出したのは二枚の遊園地券。

「国木田と行っておいで」

其の後、探偵社の人達に半ば無理矢理追い出される形で、私と国木田さんは遊園地にやって来た。

最初は理想が何だとか呟いて居た国木田さんだけど、暫くすれば笑顔を見られるようになった。

楽しい時間が過ぎるのは早いもので、あっという間に陽が傾く。

最後、観覧車に乗ることに。

____わあ、凄い

沢山の物が見えた。

あれ、彼処に居るの社長さんと女の人…
見なかった事にしよう

外の景色に興じていると、不意に向かいの国木田さんが柔らかい笑みを浮かべて此方を見ていることに気づいた。

しまった、はしゃぎ過ぎた。

黄金色の光に目を細める何時もより大人っぽい其の人に、色々な意味で恥ずかしくなる。

「可愛いな」

口から紡がれた言葉に、心臓が高鳴ると同時に辛くなった。

____っ、あの

「なんだ」

溢れ出した気持ちは、止まらない。

____私は、国木田さんの事が好きですっ、だからっ、

《一人前の女性になれる迄、待って居て》

一瞬其の人は吃驚した顔をして、また微笑み、

「解った」

そう言って、暖かく大きな手を私の頭に乗せた。

「楽しみにしておこう」



紅い頬は、夕焼けの所為______

この作品には8種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

ラッキーアイテム

誰かさんの包帯

ラッキー異能力

風と共に去りぬ

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：