【うたプリ】誰の誕生日を祝いますか？【日替わり】

19種類の結果パターン

今日は、誰の誕生日を祝うかにゃぁ？ - 2024年5月10日

〜another story＝伝えたい気持ちを〜

「YOUさん、ちょっといいですか？」
『いいですけど...急にどうしたんですか？』
「少し相談がありまして...」

そう言って、少し躊躇いがちに声を掛けてきたのは、同じクラスの一ノ瀬さん。
割と近くの席だから、よく話すことはあるけど。相手から話しかけてきたのは初めてです。

『私に相談、ですか？』
「えぇ」
『音也くんに聞いたほうが...』
「彼では話になりません」
『聖川さんはどうでしょう？』
「私は、異性である貴方に相談したいことがあるんです」

ぐいっと顔を近づけられて、思わず体ごと後ずさる。
異性ならたくさんいるのに、なんで私なんでしょうか...

「着いてきてください。場所を移しましょう」
『え？あぁ、はい！今行きます！』

こうして私たち２人はいそいそと空き教室の中に入った。
誰もいない教室で、私と一ノ瀬さんの顔だけが、夕日をうけて鮮やかに映し出される。

「本当は、もう少しロマンチックでもいいのでしょうが...初めてなので許してください」

一ノ瀬さんは困ったようにそう笑うと、私の手を取り、あろうことかその場に跪いた。

『い、一ノ瀬さん////！？』
「YOUさん。私はあなたのことが好きです」

突然の状況+言動に驚く私を尻目に、一ノ瀬さんは私を見つめながら言葉を続ける。

「貴方に恋をしてからというもの、一日中ずっと貴方のことしか考えられないんです」
『えっと...////』
「もしよければ、私と付き合ってくれませんか？」

そう言って微笑む彼はとてもかっこよくて、本当は今すぐにでも「はい」と言いたいけど。

『でも...恋愛禁止だから』
「そんなこと関係ありません。私が貴方を守ってみせます。信用、していただけませんか...？」

深い色の瞳に吸い込まれるように、私は静かに頷いていた。
すると、一ノ瀬さんは嬉しそうに笑って、私を抱きしめてくれた。

「ありがとうございます。ずっと...ずっとこうしたかった」
『私も、です////』

顔を上げて、２人で笑い合う。この瞬間がたまらなく愛おしくて。

「では、ここに愛の誓いを...」 そう言って、彼は軽く私の唇に口づけを落とした。

「本当に今日は素敵な一日です。最高の誕生日でした」
『...え！？誕生日なんですか！？』
「はい。でも、誕生日プレゼントは要りませんよ？」

＜だって、貴方自身が最高のプレゼントですから＞

一ノ瀬さんは意地悪に笑って、もう一度私にキスをした。


＜サルビア＝恋情＞

この作品には19種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

• 金　運: ★★☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★☆☆☆☆
• 全体運: ★★☆☆☆

ラッキーカラー

しぶがみいろ

ラッキーアルファベット

R

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：