【銀魂】甘味と貴方と

7種類の結果パターン

お待たせ致しました。ごゆっくりどうぞ・・・ - 2024年5月5日

「十四郎、一息いれません？」



「あぁ、そうする」




机に向けていた体をこちらに向ける十四郎。




「はい、温かいから気をつけて」


お茶を手渡しして、私も十四郎の隣に腰を下ろす。



「お仕事、まだ終わりません？」


「あぁ、総悟の始末書がまだ、な」


「そう・・・」



「いつも悪りィな」

「いえいえ、気にしないで！」




これでも、私と十四郎は恋仲。



私は副長補佐で、一緒に仕事をしていくうちにどんどん惹かれていった。



そして、この前恋仲になったのですが、やっぱりお仕事の都合上、十四郎はいつも忙しい。





分かりきってたことですが、やっぱり少しだけ寂しいな、なんて。




でも、私は真面目でクールな十四郎が好きだから、これが正解なのかな？

なんて、自問自答をくり返して悩む日々。






しばらく、部屋に静寂が続く。



そして、十四郎が口を開いた。






「寂しい思い、させてるよな」



「え・・・？」




それは、あまりにも唐突だった。

いきなりそんな事を言われて、少し驚く。




「全くかまってやれねェもんな。俺、いつも仕事仕事でよ・・・



・・・本当に悪りィ」





そう言ってゆっくりと私を抱きしめた。


体に伝わってくる、暖かさとぬくもり。




「今度よ・・・


一緒にどっか、行くか」



「え、本当ですか・・・？」


嬉しくなって、十四郎の腰に私も手をまわす。



十四郎は顔が真っ赤。




「仕事に真剣なクールな貴方も、私を気遣ってくれる優しい貴方も、全部全部大好きです！」



「・・・馬鹿、俺もだよ」




優しく額にキスをする十四郎。





ビターな部分とスイートな部分と・・・




「十四郎って “珈琲ゼリー” に似てますね」






「変な奴・・・」


クスリと、彼は笑う。









【土方十四郎 × 珈琲ゼリー】





お口に合いましたか？



またのご来店をお待ちしております______

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