［コロイカ］補佐様からキスを一つ

13種類の結果パターン

幸せを一つ。 - 2024年5月13日

"ダイバー"


「ん、おいで」

只今お家デート中。勿論ダイバーの家でね。

テキトーに携帯いじっていたら、ダイバーが膝へ手招いてきたので黙ってそれに従う。

すとんと胡座をかいているダイバーの上に座ると、すぐさま抱きついてくる腕。

同時にゴーグルを外して私の首筋に顔を埋める。


「あー…お前ほんと良い匂いだよな」

『ちょ、何してんの』


こんな恥ずかしいことも簡単とやってしまうダイバーには毎日驚かされてばかりだ。



『…ほんと、物好きだよね』

「はー？」


よく思う。

ノリも良し。見た目良し。声も良し。人の気持ちも汲み取ることできるし、場の空気も一瞬で明るくなる。


それに比べて私は変に静かで決して可愛いとも言えない。

甘え上手なわけでも無いし、どちらかというと空気を悪くしてしまう。


「オレはそこが好きなんだけどなー」

ほら。こういう欲しい言葉をさらりと言ってくれて。

「惚れた弱みってやつー？」


『ふぅん』


ムギちゃんの方が可愛いけどなぁ…なんて思いながらダイバーの顔に自分も擦り寄る。


「お前はいつまで経っても危機感ねぇよな」

『はぁ？』

意味が分からない。

こっちはダイバーに対しての想いなんて溢れそうなほどなんだから何されてもいいのに。


ふい、と上を見上げると不満そうに顔を顰めるダイバーが見えた。


『それが狙いだとしたら？』



「…へぇ？」

少し笑って言えば、面白そうに笑って。



「望みどーりに」

耳元で囁いて私を押し倒した。


勿論抵抗する気などない。

両手は上でまとめられ、片手で固定される。


そっと首筋に息をかけるダイバーがとても愛おしくて、気持ちよくて、甘い声が漏れ出た。

「反則。後悔すんなよ」

そう言われて塞がれる口。

慣れたように唇を割って舌が入ってくる。



私の全てを知り尽くしているかのように動くそれは、奥まで掻き乱してきて。

『ふ、んっ…ぁ、…っ！』

隙間が開くたびに漏れ出る甘い声と銀色の液体。


「っは…、あー…その顔めっちゃそそる。

悪ぃーけど優しくできねーから。」



私達はこうして2人だけの夜に溺れていくのだった。

この作品には13種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：