恋する気持ちって、今も昔も、変わらないと思うんだ。その人を思って、切なくなったり、幸せになったり。
だから、そんな想いをひとつの
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どうも、赤坂りこ です。
自分でもよくわからないうちに、日替わりにまで手を出してしまいました。笑
和歌を使って、やってみたかったんです！
この話には、和歌を簡単に解説してある本を参考にしている箇所があります。問題があれば言ってください。すぐに削除します。
拙い文章ですが、よかったら見ていってください！
キャラクターリスト
・菅原孝支
・及川 徹 ×２
・国見 英
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5種類の結果パターン
恋ってやっぱり、切ないなぁ… - 2024年5月14日
●国見 英
「ねえ、いつか帰ってくるんでしょ？」
「うん……」
「だったらそのときは、絶対に――」
◆
「わー、日本久しぶり！」
親の仕事の都合でイギリスに住んでいたわたしは、六年ぶりに日本、宮城に帰ってきた。
イギリスに引っ越す前、まだこっちにいた頃は小学生だったわたしも、もう高校生。また今日からこっちに住むことになったのだけど、少し不安だ。
地元、とはいえ、六年も離れていたんだし。わたしを覚えている人がいなかったら寂しすぎる。
とりあえず荷物を片付けて、元お隣さんのところにあいさつに行こう。幼なじみのきみなら、わたしを忘れてはいないよね……。
ピンポーン、と、呼び鈴を鳴らす。休日だったからか、すぐに家の中から足音が聞こえてきた。
「どちらさまですか、……」
「久しぶり。英、だよね」
「あ、え、YOU？」
聞こえてきた彼の声は、わたしの記憶の中のものより、ずっと低くなっていて。背も、もうわたしよりずいぶん大きい。大人っぽくなった顔は、それでも、あの頃の面影が残っているように見える。
なつかしい。ずっと忘れることのなかった、幼なじみ。……わたしの好きな人。
「えと、YOU？ 帰ってきてたの？」
「うん。明日からこっちの学校に通うの。それで、今日はあいさつに」
「……連絡くらい、してくれればよかったのに」
「わたし、英の連絡先知らないし」
そのとき小学生だったら、携帯電話なんて持っていなかったんだよ、と言うと、英は納得したみたいだった。
「ねえ、英」
「なに」
ふっ、と少し笑みを浮かべて、わたしはもう一度口を開いた。
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」
――今も昔も、花のいい香りは変わらないままだね。……でも人の心は変わるから、きみの気持ちはもう変わっちゃったかな。――
「……変わらないよ」
「本当に？」
「うん」
真剣な英の表情に、胸がどきんとはねる。嬉しくて、なんだか泣きそうになってしまって。下を向いていると、突然腕をぐいっと引っ張られた。
閉じ込められた先が英の腕の中だとわかったのは、それが起こって数秒後。とくんとくん、と響く鼓動に耳をすますと、英のあの言葉が思い出されて。
――YOUが帰ってきたら、そのときは、――
「もう絶対に、離さないから」
――小倉百人一首より、35番、紀 貫之。――
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きざきさん - 義孝さまーっ！私も和歌大好きです！ (2015年12月27日 19時) (携帯から) (
レス) id: 8cc918d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
赤坂りこ(プロフ) - 真白さん» やりたかったのよ、本当に。いやー、達成感。ｗ でも、あと1話ぶんは話書かないとなー… (2014年12月3日 20時) (レス) id: e32c18931f (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 日替わり！！そして和歌とハイキュー!!を合体させるとは… (2014年12月3日 19時) (レス) id: 558e4026f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤坂りん | 作成日時：2014年11月30日 17時
