嗚呼、神様…

6種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月11日

今日は演技力抜群のあの方のようです！

(Ver.BAD END)


☆☆☆☆☆

〜YOUside〜

今、何が起こっている…?
何か胸のところが痛くて……目の前では谷崎君が目を見開いていて……


そうだ、私は………




_____


貴「任務ねェ?こんな任務普通探偵社に持ってくるかァ?」
谷「まァそうだけど、落ち着こう?w」

私は谷崎君と街路を歩きながら、手に持った紙を睨んでいた。
今回の任務はよく判らんけど、幽霊退治だそうだ。
依頼者は20代前半と思われる女性で、海辺の倉庫に幽霊が現れるから退治してほしいとのこと。
…そんなのは霊媒師だとかそんな奴等に頼めば良いのに。

……けどまァ、谷崎君と一緒な点だけは感謝してやろう。


探偵社を出て1,20分ほど経つと、噂の倉庫が見えてきた。
倉庫は潮風のせいか、外壁の大半が錆びていた。
扉まで錆びているせいで、扉を開こうとするとｷｷｨｯという嫌な音が耳に響いた。

中に蛍光灯は無く、在るのは上の方にある小さな窓から射し込む淡い月光だけだった。
幽霊とやらの姿はなく、ただ段ボール箱が積み上げられているだけだ。


貴「谷崎君、妙じゃない?」
谷「…うン。夜だって云っても静かすぎる。」
貴「しかも、何か視線を感じるッて云うか…」


私がそう云った直後、私達の背後で何かがネットリと揺らいだ。

貴/谷「「!!!」」

揺らいだ"其れ"が何かは判らない。
けど、私は反射的に谷崎君を突き飛ばしていた。
揺らいだ其処から黒いマスクを被った男が姿を表す。
男が持っていたナイフが淡く射し込む月光を鈍く反射しながら突き出された。



_______




……そうだ、私はナイフで刺されて…


谷「YOUちゃん……?ね、ェ…YOUちゃん……!」

谷崎君が目からぼろぼろと涙を流しながら私のことを見下ろしている。
そういえば、男は……
そう思って目だけを動かすと、少し先で男が倒れていた。
どうやら谷崎君が倒したようだった。

谷「YOUちゃん、待ってて…………!今、与謝野先生を、呼んでるから…」


そんなことをしても無駄だってこと、きっと谷崎君も判ってる。
判っているのに私のためにそこまでしてくれる……
そう考えると嬉しくなって少し口元が緩んだ。

私は段々と痺れ始めてきた腕を何とか動かして、谷崎君の目から零れる涙を拭った。






……嗚呼、神様。

最後に１つ教えてください。









．









．







____私は谷崎君にとってナオミちゃんよりも大事な何かになれましたか？

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