ねぇ、気付いて【鬼滅の刃】

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拒まないで。 - 2024年5月11日

【禰豆子】夢主side ※禰豆子が太陽の光を克服してからの話




禰「YOU、おはよう！」

YOU「おはよう禰豆子ちゃん！……今日もかわいい〜！」

禰「そ、そうなの、？」

YOU「…うん！」

禰「そう、だ！散歩、行こう？」

YOU「行く行く！」

禰豆子ちゃんの小さな手を取り、付近を散歩することにした。禰豆子ちゃんは太陽の光を克服してから、度々口枷を外していて会話を交わすことが出来るようになった。

私は暇な時間を使って禰豆子ちゃんに色んな言葉を教えたり一緒に遊んでいたので懐かれた。

このように毎朝挨拶をしてくれるし、今みたいに禰豆子ちゃんから散歩に誘ってくれる事も増えた。


禰「……YOUは、わたしのこと、好き？」

YOU「…もちろん！大好きだよ！」


禰「！…わたしも、YOUのこと、好き！」

YOU「えへへ…
…？どうしたの？禰豆子ちゃん？」

禰「YOU、こっち、むいて？」

丁度木陰で休憩している時だった。
何気ない会話を交わしていたその時、禰豆子ちゃんの体重が私に寄りかかる。

そして禰豆子ちゃんは私をぎゅっ、と抱きしめた。


禰「……このくらい、大好き、だよ！」

YOU「…禰豆子ちゃん？

…ッふ……」

禰「…ッは、……ほら！」

突然の出来事に動揺していると、禰豆子ちゃんは私に触れるだけの接吻を交わした。
いくら大好きな子からでも恥ずかしいものは恥ずかしい。

一気に顔に熱が集まるのを感じる。


YOU「そ、そんなことどこで覚えてきたの…？」

禰「？…わからない、だけ、ど…」


YOU「…や、禰豆子ちゃん……」

禰豆子ちゃんの頬は微かに赤みを帯びている。
そして私を抱きしめている手を退けて、禰豆子ちゃんはもう一度接吻を落とした。


禰「……んッ…」

YOU「……はぁ、はぁッ…」


禰「わからない、けど、好き、だから…

離れ、たく…ない…」

接吻が終わると禰豆子ちゃんは恥ずかしげに顔を手で隠すと、「離れたくない」と呟く。


YOU「け、けど！こういう事は私にするべきじゃないと思う。……いつか好きな男の子ができた時にするものだよ…」

禰「…？どうして？…YOU、わたしのこと、嫌…？」

YOU「違う、そういう訳じゃ…」

禰「そうなら、もっと…
もっといっしょに、いよう？………ねぇ？」


無邪気な笑顔。

はっきりと拒否を示せばきっと禰豆子ちゃんは悲しむ。悲しませたくは、ない。
…笑顔を壊さない為にも、受け入れるしかなかった。


＊
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