【刀剣乱舞】貴方と一緒に

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CSS 『共に添い遂げる事を選んだ貴方となら、どうなろうとも構わない』

『そう願う子女は今宵も夢を見る』

『これは数ある本丸の中の小さな夢、その垣間』

　【注意書】
・本丸日常だけでなく夢や腐等ごちゃまぜ
・独自のキャラ解釈含。キャラ崩壊有
・話は繋がってたり繋がってなかったり
・誤字脱字の指摘その他質問コメントにお願い致します
・史実より本丸ネタ多め。ネタが多め
・破壊表現や夢腐等は全て最初に記載
・自己満足物ですので批判は一切受け付けません
・夢主は基本女性固定です。男性の方すみません
・審神者≠私、審神者＝夢主
・話毎に夢主像が変わっていたり

　上記を読んだ上で、常識であるルールやマナーを守っての閲覧お願い致します。
　不快になり無理だな、と感じましたら直ぐにブラウザバックを。私からは既にできる限りの注意をしておりますので、自衛よろしくお願い致します。

　夢のみリクエスト募集。詳細なシチュエーションがある程、早く書けます。
　コメントにてお気軽にどうぞ

　【お品書き】随時追記
腐…つるいち,みだんば
夢…厚,山姥切,薬研,一期,乱,膝
本丸ネタ…五話

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17種類の結果パターン

本丸のある一時を - 2024年5月9日

【厚夢-1】

「どうしたんだ？大将」

　夏の庭で日の光に溶かされているかのように、ぐでんと項垂れる。そこを覗き込んで来たのは、いかにも元気っ子少年を体現した、粟田口の短刀の中でも比較的背の高い厚藤四郎だった。

「ううん、何でもないよ……夏は暑いなぁってだけで」

「あー、だよなぁ」

　そう言いながら、隣で同じ様に縁側に寝転がる。
　四季等ない本丸というのは、審神者が意識して選ばない限り永遠に同じ様に一日が廻っていく。ここ最近は春ばかりだったので、時期も丁度良いし夏にしたには良いが、如何せん暑い。内番を任されている刀の多くは生気が見られなかった。

　そんな暑い中では審神者のやる気も出ないまま。政府からの指令をもすっ飛ばして、溶けきったままでいた。駄目審神者である自覚はあった。

「でもさ」

　ぼんやりとここまで思考していれば、横にいた厚藤四郎が空でなく此方を見ていた。いつもの太陽の様に眩しい笑顔でなく、柔らかい笑顔だ。

「大将は俺達に身体だけじゃなくて、こうして四季までくれただろ？俺はそれで十分だと思うぜ。
それにちゃんと働いてるんだ、多少休んでても大丈夫だ！」

　俺も近侍の仕事しないとだしな、大将ちゃんと日課はこなせてるしな、感心感心！と次々に言葉を紡いでいけば、最後は頭をぽんぽんと撫でてきた。

「厚君、そういうの、現世の子にしちゃ駄目だよ？勘違いされちゃうかもだから」

「？よくわかんないけど、おう！」

　今度は元気一杯に笑う姿に、不覚にも心が動かされてしまい。後で一期さんに自己申告しないとだなと強く心に決めた。
　彼の手があった場所は、暑くもなくあたたかかった。