桃色な彼。【T.F】

5種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月9日

YOU「………はぁ。」



間違えた。


完全に間違えた。








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………好きになる人を。






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「「「キャアァァァ………ッッ！！！」」」




和夏子「ほんと、毎度毎度 皆飽きないねぇ」


YOU「…そーだね。」




私たちが見つめる先には、たくさんの女の子たちに囲まれる藤ヶ谷先輩。


藤ヶ谷先輩は私たちのひとつ上の三年生で、知る人ぞ知るうちの学校のアイドル。


噂によるとファンクラブもあるらしくて、そこら辺のアイドルに負けず劣らずのキラッキラアイドル。




そんな藤ヶ谷先輩とその周りに群がる女の子たちを呆れたように見つめる親友の和夏子と、そんな和夏子とは対照的に、藤ヶ谷先輩の周りに群がる女の子たちを羨ましく思う私。



だって私、藤ヶ谷先輩に恋してるんです。





これは、和夏子にすら言えずにいる私の秘密。


こんな実らない恋、口外するだけ無駄だから。



そう、………思っていた。







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「え、藤ヶ谷先輩！？」


「う、うちのクラスに、何かご用ですか？」




何時ものように、和夏子とお喋りしていた休み時間。


そんな私の前に突然、





太輔「ちょっとこの子、借りるわ。」


和夏子「え、……藤ヶ谷先輩！？」


YOU「え、ちょ、ま、まってください…！」




藤ヶ谷先輩が現れて、私を強引に連れ出した。







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.








.









太輔「………」


YOU「………///」




心臓が口から飛び出るんじゃないかってほど緊張しながら、この信じられない状況を必死で理解しようとした。


何で私が、藤ヶ谷先輩と空き教室にいるのか。


何がどうして、……こうなったの？






太輔「………許可する。」


YOU「え……？」


太輔「だから、俺を好きになることを許可してやるっつってんの！」


YOU「え、……えぇ〜〜〜〜〜っ！！！」






これは、私と藤ヶ谷先輩のちょっと変わった恋の始まりのお話。




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