行方不明・2 ～裏切りの砂人～【歌い手】 (ページ29)

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作「祝、40話」全「「「うえーー！」」」ページ29

～一方おうち。～

坂田さいど。

坂「脈がどんどん弱くなっていく……！」

セ「えー！どうするん⁉」

そ(あわあわ…)

Aが倒れてかれこれ10分。

冒頭でも言った通り、Aの脈は弱まるばかり。

坂(どうしたらええんや……！)

Aの手を握る力が強くなる。

坂(神さま…！)

どうか、どうか！

坂(Aを救って……！)

パキン！

突然の破壊音に目を丸くする。

他の2人には聞こえていないようだ。

ふと、違和感にきづく。

ぇ、なんか…

坂(力……が。湧き出てくるような…？)

なんだかよくわかんないけど、

坂(Aが救われるのなら…！)

貴方さいど。

貴『⁉』

なんだこの…急に吸い込まれるような感覚…

貴『うぁぁぁぁあぁ！』

目の前が急に真っ暗になった。

ス「ぇ……？(どういう…こと⁉)」

？「ぁ、脈が！脈が戻ったよ！」

⁇「本当か⁉」

⁇?「よかったー！」

ゆっくりと瞳を開ける。するとそこにはさかたんのお顔がドアップで……

起き上がろうとしてさかたんのおでことわいのおでこがごっちんこしたのは気のせいだぜ☆←

貴『あてて…』

坂「(๑꒪ㅁ꒪๑)」

セ「も、ほんっと心配したんですからね！急に倒れるわ脈弱なってくわ！」

貴『まじでめんごっす。センラママン。」←

セ「誰がままんやーーーー！」

そ「で、何が原因なのさ。」

貴『ん？あー、しばらくスグルんとこいってた。たますぃが。砂人ってんなもんだお。』

天「てかA砂人だったんだ。」

そ「俺も。」

天「まじでっか⁉」

坂「……？」

～戦場～
のーさいど。

ばさっ

魔法の衝撃で、一冊の本が落ちる。

う「ウィンド・インパクトォ！」

ぶぉおっ！

パラパラ……

［この惑星には、創造の神、破壊の神がいる。が、この存在よりもはるかに力を持った者がいる。そのものは、『悪魔の子』と呼ばれ、ネーミング的には忌み嫌われそうだが、星の者の間では、創造の神、破壊の神と同様に崇められている。其の者は、一億年に1人の確率でうまれる。又、悪魔の子は、非常に身体がもろく、大量の魔力に体内の器官が耐えられなくなり、それらの機能が一斉停止することがあるため、悪魔の子は常に力を封印している。悪魔の子は主に赤髪、赤い瞳をしている。』

～家～

坂「っぐぁ！」

貴『っ⁉さかたん⁉』

坂「ゲホッぉえっ」

びちゃっ…ぽた……

セ「さ……かた……⁉血……！」

坂「ぇ……？」