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稲荷崎高校に入学して半年のことだった。


「おい。お前が宮侑か?」

柄の悪そうな上級生5人組に絡まれ、そのまま男子トイレへと連れ込まれる。


「お前、よくも俺の彼女に手ェ出してくれよったな」

侑「俺は何もしとりませんけど?そっちの勘違いやないですか?」


見覚えのないことに、少し挑発しながら答えていると、突然、背後から羽交い締めに合う。


「入って早々調子こいとんさかい。俺達が痛いめェあわしたるわ」


その後からは地獄だった。

両手を縛られ、猿轡をされ、服を破かれて、そのまま5人に○された。


「へ!どうだ、思い知ったかクソガキが!」


数時間に渡った行為に、侑の心は既にボロボロで、瞳にも光がない。


「これに懲りたらこん、グファッ!!」


突然、男の声が途切れたと思ったら、複数の呻くような声が聞こえ出した。


『汚ねェ』


あの5人とは違う、低くて、とても威圧感のある声が消え、こっちに近づいてくる足音がした。


「…ぁ」


霞つつある視界の中に映り込んだのは、漆黒の髪に、真紅の瞳。

これが、一年・宮侑と稲荷崎高校の中で、最恐狐と恐れられている男・【狐神 天狐】との出会いだ。執筆状態:完結














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ta0628tm0105(プロフ) - 面白かったです!更新待ってます! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
ムーンキャット - 昨日から読ませてもらいました!すごく面白いです!!宮兄弟もとっても可愛いし、最高です!これからのお話も楽しみにしてます。 (2020年4月2日 0時) (レス) id: 728b45bcee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由寿乃 | 作成日時:2020年3月13日 22時

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