従兄妹がまふまふとか聞いてない【mfmf】

聞いてない４１ ページ42

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『結局そらるさん家に泊まることになるんだね〜』





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お邪魔しまーすと靴を脱ぐ。何度も来てるからもう見慣れた玄関だ。





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「今日はさすがにこれしか道がないでしょ。何かあったら困るし」

『………ねぇ、すごい頭悪いこと言うかもしれないんだけどさ、この事態ってそんなにアウトなの？』

「家にちょっと過激な人たち張り付いてても何もおかしくはない状況。まふまふは家のドアから一歩も出てないって」

『それいつも通りじゃん』

「出前頼まないでカップ麺だって」

『…………警戒してるね』





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明日は何頼もうかなぁってスマホ見て楽しそうにしてたのに………。エントランスのドアも開けたくないってことなのか。





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『…………私どうなるの？』

「え〜、どうもしないんじゃない？」

『ど、どうもしないの？』

「あ〜〜……、あの写真の女の子は従兄妹なんだって認識されるくらい？ あと、一緒に住んでるってことが知られる。……………これ以上の大事にはならないでしょ」

『いや、従兄妹って関係くらいならいくらでもバレていいんだけどさ。名前とか、調べられたりするの？』

「俺も詳しいこと知らないからあんまり言えないけど、あの写真からだけじゃ何も分からないと思う。多分」

『まあ、よく分かんないからいいや。何かあったらそのときで』





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そらるさんの口調は軽い。すぐに納まるっぽい？

学校で深刻に考えすぎたかなぁ〜。






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「まあ、まふまふのことだしいろいろ考えてるんじゃない？」

『そうだね』






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その日、まふくんが “今回の騒動について” という題で配信をした。

あの写真は自分で、一緒にいるのは従兄妹であること。いろんな事情があって一緒に住んでいること。





《これが今回の真相です……》





私の個人情報がバレないように細心の注意を払いながらも、リスナーの皆さんが知れる範囲のことは全て説明してくれたと思う。


だけど、突然の従兄妹の登場。しかも、未成年の学生をいろいろあって預かってますと言われて、誰が信じる？ ましてやバックハグまでする仲のよさです、なんて。






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“デタラメにもほどがある”

“どうせ彼女だろ”

“さすがに呆れた”






改めて説明を書いたまふくんのツイートのリプライにはそんな言葉が溢れていた。

そらるさんは私のために嘘をついた。どうもしないわけ、なかった。




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