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Aside
膝をつく宇佐美さんの前に先生が立った。
柊「宇佐美、お前は景山にしたことが自分にされたらどんな思いになるか考えたことあるか｣
自分がされて嫌なことは相手にしてはならない……よく聞く教訓だ。
先生はそのことを言っているのだろうか
宇佐美「説教？｣
柊「そうだ、説教だ。
二度とこんなことにならないように｣
宇佐美「煩い！！｣
まだ耳を塞ぐ宇佐美さんを見た先生は大きく息を吸い込んだ。
柊「逃げるなあぁ！！！！！！｣
突然の大声に思わず肩が跳ねる。
柊「そうやって大声で拒絶して誰の言葉にも耳を貸さずに生きてきたんだな。
そのせいであんな馬鹿な真似をしてもなにも感じない人間になったんだな。｣
冷たい言葉だ。
だがその言葉にはしっかりと意味がある。
宇佐美「何でアンタにそんなこと言われなくちゃいけないの？｣
柊「俺はお前の教師だからだ。
お前を正しい道に導く義務がある。｣
彼はテロリストでありながらも教師の気持ちは忘れていないよう。
……私も何時かこのように言われるのだろうか。
人を殺す道を歩んだお前は馬鹿だと。
宇佐美「ふざけんな！今まで何もしてくれなかったくせに！｣
柊「そうだ、だからだよ
だから俺は今この瞬間にお前達の教師になるためにこうして立っているんだ。
宇佐美、お前に足りなかったのは想像力だ。｣
朝の体操で先生が連呼していた言葉。
あれにはちゃんと意味があったんだ。
それがお前には足りないと言われた宇佐美さんは、煩い、と声を上げる。
そんな宇佐美さんの前に先生はしゃがみ、よく聞け、と目を合わせた。
先生の目尻に涙が溜まる。
綺麗だ、と思った。
柊「景山はお前を恨んじゃいなかった。寧ろ自分のせいだって言ってた。
私がいけないのって、何も言わずに香帆を拒んでちゃんと伝えていればよかったって
友達が欲しかったって、私は香帆と本当の意味での友達になりたかったって、そう言ってた。
いいか、宇佐美、お前はそんな彼女の気持ちを踏みにじったんだ｣
そういわれた宇佐美さんは堪え聞くなったかのように涙を流す。
柊「それが、痛みだ
その痛みを、一生忘れんなよ……！｣
立ち上がった先生はそう言い放った。
それは宇佐美さんだけでなく私達全員に言った言葉なのだろう。
そう、私は忘れてはいけない。
自分の侵した、もう二度と消えることのない罪を。
痛みを
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雪椿 - 桜花さん» こちらこそコメント有難うございます！更新頑張りますので、之からも楽しみに待っていただけると嬉しいです。 (2021年3月5日 21時) (
レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 更新ありがとうございます！ヽ(*´＾｀)ﾉ更新楽しみにしています (2021年3月5日 17時) (レス) id: 387b35d945 (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - う、うれじいでずぅぅぅう！( :д:) (2021年3月2日 23時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
雪椿 - くーと。さん» 待たせてしまって申し訳ありません……。テスト週間でした……（´・ω・｀）これから更新できる日が増えると思いますのでよろしくお願いします！ (2021年2月27日 22時) (レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - やっときたぁぁぁあ！！ (2021年2月27日 16時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
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