浮気されました。2【センラ】

第6話　告白 ページ6

*


　それから日が経ち、私はあることに気がついた









　「なぁ村上さん！今日も一緒に帰ろうでー！あ、コンビニ寄って帰ろう！」








　「…う、うんっ！そうだね！」









　話しかけられる度にドキッとして胸が高鳴って









　帰るときだって、









　「…なんでそんな距離保って歩くん。寂しいやんか笑」









　恥ずかしくて、千羅くんから少し離れて歩いて









・









　そう、千羅くんにいつの間にか恋をしていた









　だから私は思いきって









・









　「千羅……くん。好きです、えっと……付き合ってくださいっ」









　人生初めての告白


　緊張で、恥ずかしくて千羅くんの顔が見れなくて









　「……。」









　無言な千羅くんが怖くてゆっくり顔をあげると









　「……あぁ……… 」









　頭を掻きながら彼は困ったように






　「そういうつもりやなかったんやけど……誤解させたんかな？」









　千羅くんの言っていることが理解できなくて、首をかしげる









　「………ただ、一人やった村上さんと一緒におってあげてた。やけど好きにさせてもうた……？」









　『それはごめん！』 と頭を下げる千羅くん。なんで千羅くんが謝るの？









・









　「ごめんな……村上さんの気持ちには答えられん」


*

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