君とは違う【skt】

2.アドバイス ページ3

坂田side

さ「あ〜疲れた……」

ま「さかたんめっちゃ動いてたしね」

さっきの体育はバスケで、チーム戦を行った

シュートを入れれるからってボール回してくれるのは良いんだけどさ、誰かディフェンス抑えててくれないとさすがにきついって……

さ「次何ー？」

莉子「社会みたいだよ」

さ「ありがと、莉子ちゃん。って名前呼びしてよかった？」

莉子「全然大丈夫！」

結構明るくて話しやすい子。体育の時分かったが、運動神経は別に普通でクラスの女子とあんま変わらんレベル。至って普通だった

さ「社会か……」

莉子「どうかした？」

さ「眠くなっちゃう」

莉子「あー……」

さ「ふわあ〜……ごめん、俺もう無理だから寝るわ。おやすみ」

莉子「え、坂田君!?」

そのまま俺は眠りについた



「……た、さかた！」

さ「うわぉっ！」

いきなり同級生から起こされ、2時間目が終わったことを察する

友「おい、呼び出し来てるぞ」

さ「あーそうなん？行くわ」


自分で言うのもあれだが、俺は結構モテる。だから女の子からの告白というのもある訳で……

俺は基本的にあとから恨まれるのを防ぐために、自らやんわりと断る主義

とりあえずその子は教室の前の入り口にいるらしく、そこに行くと……



生徒「お前が今日の日直?」

……女の子?

体操着を着ていて、俺より背は低めだが見た目ははっきり言ってどっちかわからん

ショートカットの黒髪と、男と女どっちと聞いても頷ける声

生徒「おい、聞いてんのか?」

さ「あっ、ごめん」


さ「えーと、告白だったらごめんな、俺今彼女とかほしくないからさ。でも友達だったら大歓迎やで？」

ちょっと動揺したが、いつも通りの返事をする

生徒「……あーはいそういうことね」

思いっきり呆れ顔をされた後に、今度はバカにしたような顔で話し始めた



生徒「はいはいおめでたい頭で何よりですね。俺が来たのを告白と間違える、自分がモテると思ってる。そんな脳内お花畑だから出席簿忘れるんだよ」

そう言って差し出したのはうちのクラスの出席簿。なんで持ってるんだ？

生徒「さっき俺ら体育だったんだけど、これがあったの」

さ「え、ああごめん」

生徒「ったく」

そして、そいつは隣のクラスへ入って行った。



……あんな奴いたっけな？

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コメントをくださった「フシタズカ」さんありがとうございました！

これから、このような暴言が作中に何度も出てきます。ご了承ください。

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