18.違和感 ページ19
坂田side
次の日。
教室に入る前に隣のクラスに寄る
さ「あ、A、おはよー!」
『だから大声で呼ぶな、俺そこまで耳悪かねえよ』
さ「えへへ、ごめん」
昨日のように怒られてしまった
だけどAと友達になってからは今まで以上に楽しい
莉子ちゃんやまふとかのことが嫌いってわけではないけど、多分Aを捨てることはないだろう
『何の用だ?』
さ「んー、なんもない。おはようってだけ」
『あっそ……』
珍しく何も言ってこない。それに少し顔色が悪いような……
さ「Aどっか体調悪い?元気ないように見えるけど、」
『いや、なんともない。ホームルーム始まるぞ、サボるのか?』
さ「お前とちゃうわ」
その会話だけで終わり、Aは彼方さんの隣、俺は莉子ちゃんの隣に座った
莉子「あ、坂田くんおはよー」
さ「あ、ああ。おはよ」
ま「さかたんおはよー、ねえ莉子ちゃん?ここ、なんか赤くなってるけど……」
そう言ってまふは莉子ちゃんの手の甲を指し示した
莉子「え、ああこれ……」
ま「も、もしかしてまたAちゃんに!?」
莉子「ううん、全然痛くないから大丈夫だよ!」
ま「はあ……どうにか僕らからも説得する。絶対僕が守るから」
なんかこの会話も最近は馬鹿らしい茶番に見えてきた
それは俺がAはそんなにひどい奴には見えないからだと思う
別にあいつは俺がいなくてもなんともないと思うけど、それはそれで寂しいな
ずっとそんなことを考えていたらあっという間に昼休み。はいはい、キモくてすみませんね
俺はすぐに隣の教室へ向かった
さ「Aー」
『あ、ああ待ってろ』
そう言ってちょっとぎこちなく歩く
『悠、悪いけど購買でパン買って来てくれないか』
さ「あ、わかった。何買ってくればええの?」
『この金で買えたらなんでもいい』
そう言って150円渡される
『頼む、先屋上行ってるから』
さ「うん……」
俺は頼まれた通り、パンを1つ買って屋上へと急いだ
--------------------------------------------------------------
4千hitと。お気に入り登録61人ありがとうございました!
141人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぺるはむ - 夜風@坂田家さん» ありがとうございます!向こうのほうでもコメントくれましたねwwそう言っていただけて嬉しいです (2020年10月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
夜風@坂田家 - 今日見っけてあ、この人(お話も)好きやぁてなりました(伝われ)すと×りて見えてちょっとうっ...てなったけど他の作品も見てみようと思います!これからも頑張っていこって思えるような作品でした。 (2020年10月29日 22時) (レス) id: 4f5e25dcd3 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - まれんさん» wwwいやいや誤字なんて誰にもありますってww (2020年9月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 彩華 ぴあのさん» こちらこそたくさんのコメントありがとうございます!毎日、って決めなきゃ続けられないのでww受験に合格して、絶対帰ってきます! (2020年9月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
まれん - ごめんなさい……この前のコメント誤字ってました。。。めちゃくちゃいい作品でした!! ?は誤字です。すません (2020年9月30日 19時) (レス) id: b33dc05251 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/
作成日時:2020年8月12日 20時